表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/70

ワクチン妖怪人間

高野山に正午の鐘が鳴り響いていた。

「兄貴、俺、弁当にする」

「ああ、いいよ」

「橋本じゃあ、ホームレスは、ワクチン打たないと、追い出されるらしいよ」

「そうか、ひどいなあ~~」

「ホームレスは、ワクチンで死んでくれってことだね」

「ホームレスも老人も、迷惑だから、死んでくれってことだな」

「テレビに騙されてる馬鹿も多いしねえ」

「馬鹿は脅すと、言うことをきくんだよ」

「だから、やたらと恐怖をあおっているんだ」

「そういうことだな」

「ひどい世の中になったものだねえ」

「まさに、悪魔の仕業だな」

「悪魔ねえ~~、そんなのがいるのかね~~?」

風間がやって来た。

アキラ

「こんちちわ、風間さん。よく会いますねえ」

「今日は、金剛峯寺の観光客の警護なんです」

「そうだったんですか」

「はい」

「風間さん、悪魔っているんですかねえ?」

「悪魔のワクチンの犯人のことですね?」

「ええ」

「いるのかも知れませんねえ」

「宇宙人ですか?」

「と言うよりも、宇宙人が作った地球人」

「宇宙人が作った地球人?」

「宇宙人にワクチンを打たれ、悪魔に改造された地球人」

「ワクチン悪魔人間?」

「そうだと思います。ワクチン妖怪人間、かな?」

「ワクチン妖怪人間!」

「世界中の政治家は、同じようなことばかり言ってるでしょう」

「はい」

「ワクチンで、宇宙人に改造されているんですよ」

「でも、どうやってワクチンを?」

「宇宙船に連れていかれて、そして、記憶を消されて」

「なあるほどねえ~~」

「職務があるので、じゃあ、これで!」

風間は、軽く敬礼すると、去って行った。

アキラは、よう子の隣に座ると、弁当を食べ始めた。

「よう子ちゃんの歌を聴きながら、食べると美味しいんだよな~~」

枯れ葉が、風に踊っていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ