裸のフラダンス
「裸のフラダンス、見たい?」
「見たいなあ~~」
「じゃあ、ちょっとだけよ。寒いから」
「ああ、いいよ」
よう子は、さっさと、すっ裸にんると、フラダンスを始めた。
「いいねえ~~」
5分ほどで終わった。
「こういう動きって、武道にもダンスにもないから、難しいのよねえ~~」
「ありがとう。とっても良かったよ」
「ほんとう?」
「ああ、ほうとうだよ」
「腰って、横に振るのって難しいのよね~~」
「そうだね。腰骨に悪そうだよね」
「あややの腰振りダンスみたいな、縦振りなら出来るんだけどなあ~~」
「あややの腰振りダンス?知らないなあ」
「こういうの」やって見せた。
「おお~~お、いいねえ~~!」
「じゃあ、次回から、これにするわ」
と言いながら、よう子は、パンティを履いていた。
「そういうダンスを、いつも一人でやってるんだ?」
「そうです。自分の部屋で一人で」
「フラダンスは、腰を痛めるから、やらないほうがいいよ」
「そうですねえ。あなた、ブラ付けてくれない?」
「ああ、いいよ」
「宇宙人も、悪魔祓いの儀式、やってるのかしら?」
「さああ?どうなんだろうねえ?」
「星新一の小説で、宇宙人のセックスは、3人いないとできない、ってのがあったわ」
「3人?」
「男と女と中性人間」
「ふ~~~ん、それは難しいだろうなあ」
「そうですよねえ、二人でも難しいのに」
「宇宙人って、雌雄同体じゃないの?」
「そうかも知れませんねえ」
「そういう野蛮な事はしないような気がするよ」
「そうですねえ」
「宇宙人から見れば、キチガイ沙汰なんじゃないの?」
「なるほどねえ」
「野蛮な人類は、ワクチンで殺してしまえ!かもよ」
「そうかも知れませんねえ」
よう子は、妙に納得していた。
「でも、人間をつくったのは神様なのだから、神様に責任があるんじゃないのかしら?」
「なるほど、面白い発想だねえ」
「でしょう?」
「つまり、この世には、野蛮も上品もないんだよ。あるのは、自然の摂理のみ」
「自然の摂理のみ?」
「自然界に適した、適応したものだけが生き残る。野蛮という言葉は、人間が勝手につくった妄想ってことだな」
「あなた、ときどき哲学者になりますねえ」
「そう?」




