大半の大衆は愚かである
パトカーが、近くを走っていた。
最近 痴漢や金槌人間が 多くなっています 注意してください
「変な世の中になったわねえ」
「そうだなあ」
「これからどうなるのかしら?」
「恐ろしい世の中になるような気がする」
「病人だらけのね」
「世の中終わりだな、もう」
「愚かな大衆が悪いのよ」
「ヒットラーは、大半の大衆は愚かである、って言ってたよ」
「なるほどねえ」
「大きな嘘に騙されやすい、とも」
「哲学者ですねえ」
「芸術家だったからね」
よう子は、雨の音を聞いていた。
「アキラさん、うまくやってるかしら?」
「あいつなら大丈夫だよ、人に好かれるし、要領もいいから」
「そうですね、女性にもてるタイプですね」
「あいつ、もてるよ」
「ショーケンさんほどじゃないでしょう?」
「俺を好きになるのは、変人」
「あら、じゃあ、私って変人?」
「そういうことになるね」
よう子もショーケンも笑っていた。
ショーケンは、テレビを点けてみた。
「たまには、高野山ニュースでも見てみるか」
高野山病院の調べによりますと、昨夜起きたワクチン接種者による、殺害事件の容疑者から、遺伝子の中に、人類のものではない遺伝子が見つかったそうで 高野山警察では ワクチンによる遺伝子組み換えによる人類インベーダ化として 調べています
「人類を宇宙人にするワクチンだったんだ」
「なるほど、そういうことだったのか」
11時になろうとしていた。
「あら、もう11時だわ。わたし勝間屋まで、買い物に行って来るわ」「じゃあ、僕も行くよ」
「じゃあ、レインコート着てセグウェイで行きましょう。支度してくるから、玄関先で待ってて」
「了解」
よう子は、すぐにやって来た。
「わたしのセグウェイ、新型なのよ」
「へええ」
忍者隊月光のパトロールドローンが飛んでいた。
ワクチン人間がインベーダ化して 住民を襲う事件が発生しています ご注意ください
勝間屋に入ると、アキラと盲人らしい若い女性が、買い物をしていた。アキラは気が付いて、声を出すないで、軽く手を上げた。よう子とショーケンも、声を出さずに、手を上げた。
「あいつの邪魔したら悪いからな」
「そうですね」
アキラたちは、勝間屋から出て行った。
「やってるねえ」
「うまくやってるようですね」
「あれなら大丈夫だな」
よう子は冷凍のカボチャを買っていた。
「とっても健康にいいのよ」
「じゃあ、僕も。なんで冷凍のを?」
「だって、切るのが大変なんだもん」
「そうだね~~」
二人とも、大小10品ほど買って、店を出た。
「重いわ~~」
二人は、セグウェイのハンドルに、レジ袋をぶら下げた。
遠くのほうで、カミナリが鳴っていた。
「いやなのが来そうだから、早く帰ろう!」
「はい!」




