いい脚してるねえ
十分ほどで、アニーはやって来た。
「小島さん、痴漢に襲われたんですって?」
ショーケン
「襲われたらしい」
「何時頃ですか?」
「そうだねえ、45分くらい前だったかな?」
「お怪我は?」
「ちょっとだけ」
「犯人は逃げたんですか?」
「彼女、少林寺3段だから、投げ飛ばしたら、逃げて行ったって言ってましたよ」
「今、自宅ですか?」
「呼んでくるよ。親に知られたら、心配するからって言ってたから」
「分かりました。じゃあ、ここで待ってます」
ショーケンは、出て行った。が、すぐに戻って来た。
「今、お風呂に入ってるそうです」
「そうですか、、じゃあ、明日でいいです。明日も金剛峯寺ですね?」
「はい、そうです」
「じゃあ、金剛峯寺に、11時ごろに行きますので、そう伝えておいてください」
「分かりました。伝えておきます」
アニーは帰って行った。
「兄貴、俺、今から、彼女に会いに行って来る。泊って来るから」
「えっ、泊ってくんのかよ?」
「朝、ちゃんと帰って来るよ」
「分かった!」
ショーケンは、よう子に電話して、呼んだ。よう子は、すぐにやって来た。
「アキラさん、泊まり込みでデートなんですって?」
「うん、にこにこして出て行ったよ」
よう子も、やたらとニコニコしていた。
「朝、帰って来るって言ってた。アニーも、11時ごろに来るって言ってたよ」
「分かりました」
「なんか嬉しそうだねえ」
「そう見えます?」
「うん」
よう子は、長袖のワンピースを着ていた。
「ジーンズじゃなういんだ?」
「こっちのほうがいいでしょう」
「なんか色っぽいよ」
「下着も、色っぽいのに変えて来たわ」
「へええ、見たいなあ~」
「じゃあ、見せてあげるわ」
薄いブルーのパンティだった。
「いい脚してるねえ」
「ありがとう」
高野山の煩悩の鐘が、9時を告げていた。




