人間って、変な事するねえ。
「隆二さんから、新しいナイロンのタオルと、新しい液体のボディソープをもらって来ました」
「ありがと!あの人、何でも持っているんだねえ」
「災害に備えて、なんでも備蓄してるんだそうです」
「用心深い人だねえ」
「そうですねえ」
「お風呂、なかなかいいよ。浴室の壁が温ったかいんだよ」
「それは凄いですねえ。よう子さんが、公園で、シャドーボクシングをしていました」
「へ~~~え。外には悪魔がいるのに?」
「そんなの、いませんって」」
・・
「きゃあ~~~あ!」
外から悲鳴が聞こえた。
「よう子さんの叫び声だ!」
福之助が外に出ると、よう子が忍者姿の男に、背後から組み付かれていた。両手は、胸のあたり掴んでいた。
「止めて~~~!」
よう子は、しゃがみこんだ。
男は、よう子の胸から、手を離さなかった。
「ああ~~~あ!」
よう子は、男の右手の小指を握って、胸から引き離すと、少林寺の投げ技で投げ飛ばした。
福之助が駆け付けた。
「逮捕する!」
男は立ち上がった。
番犬ロボットのドームもやって来た。そして吠えて威嚇した。
男は、走って逃げて行った。
ショーケンがやって来た。
「どうしたの?」
福之助
「変な奴が、よう子さんを襲っていたんです」
よう子は、ショーケンに抱きつき、泣き出した。
「後ろから、急に抱きつかれて!」
よう子の心臓の音を感じながら、ショーケンは、よう子を優しく抱きしめていた。
「もう大丈夫だよ」
「こわかったわ~~」
隆二がやって来た。
「どうしたの?なんかあったの?」
ショーケン「痴漢に襲われたみたい」
「それは大変だ。警察に連絡しよう」
「隆二さん、わたし、もう大丈夫です」
「怪我とかは?」
「ありません。胸を強くつかまれただけです」
「よう子さんは、胸が大きいからね」
「りゅうちゃん、余計なこと言うなよ」
「あっ、ごめんごめん!とにかく、警察には通報しておくよ」
また、余計なことを言いそうなので、隆二は帰って行った。
「痛い所はないの?」
「足首がちょっと。それに、右の胸のあたりが・・」
「じゃあ、ちょっと見てあげるよ」
「胸をですか?」
「ああ」
「ここでですか?」
「ああ」
「暗くて見えませんよ。それに寒いし」
「じゃあ、僕ん家に行こう」
「アキラさんがいるんじゃあ?」
「今、お風呂に入ってる」
「ブラジャーしてますよ」
「外して見せて」
「ええ、外して観るんですか?恥ずかしいわ~~」
「外さないと見えないでしょ」
「じゃあ、おねがいします」
「観るだけ、触ったりしないから」
「でも、触らないと治療できないんじゃないですか?」
「そうだね~~」
ショーケンは、よう子の手を引いて帰って行った。
福之助
「胸が大きいから、襲われるんだな」
ドーム「そういうことだね」
「人間って、変な事するねえ」「そうだねえ」




