謎の宇宙人
福之助
「まあた、負けちゃった~~!」
あゆみ
「福ちゃん、弱いですね~~。じゃあ、こうしましょう」
「どうするんですか?」
「福ちゃんの王様を2枚にするの」
「2枚?」
「そう、王様の上に王様を置いて、2回やっつけないと、死なないの」
「それはいいや」
ドーム
「そんなの、ずるいよ~~!」
「福ちゃんの脳みそ、弱いから」
福之助
「どうせ、僕は旧型ロボットですよ」
アキラは感心して聴いていた。
「あゆみちゃんは、面白いことを考えるねえ」
「一人で将棋をしてると、色んなことが出てくるんです」
「どんなこと?」
「全滅戦とか」
「全滅戦?」
「どっちかが、全滅するまで戦うんです」
「王様がいなくなっても?」
「はい」
「それ面白いねえ~~。他には?」
「4人でやったら、面白いだろうなあ~~、とか」
「4人か、面白そうだね~~~」
きょん姉さんは、ベンチに座って、ぼんやりと、近くのドームハウスを眺めていた。
よう子
「大台ケ原、何か面白い取材できましたか?」
「はい。宇宙人が弁当を食べてるのを見た、という人がいました。一つ目だったそうです」
「へ~~~え」
「近づいて、声を掛けようとしたら、消えていなくなったそうです」
「一人ですか?」
「二人だったそうです」
「それ、嘘じゃないんですか?」
「そうかもしれません」
「それは、一本足で一つ目の妖怪、一本ダタラですね」
「そんな妖怪が、いるんですか?」
「はい、いるそうですよ」
「確かに、あそこは、妖怪でも出てきそうなところですねえ」
「そうでしょう」
「枯れ木ばっかりで、あの世かと思いましたよ」
「そういう風景ですね」
「一本ダタラ?」
「はい、あのあたりでは有名な妖怪です」
「そうなんですか」
「わたしの考えでは、妖怪というのは、宇宙人が作った三次元映像じゃないかと思っているんです」
「なるほど~~~、で目的は?」
「単に、こっちに来るな!と脅かしているのかも知れないし、からかって遊んでいるかも知れません」
「じゃあ、日本中、世界中の妖怪は、すべて、宇宙人の仕業?」
「そうだと思います」
「実は、教会でも、宇宙人と交信してるんですよ」
「教会って、フリーメイソンの教会ですか?」
「はい、そうです」
「へ~~~え、教会の中でですか?」
「ソロモンの神殿の前で」
「ソロモンの神殿?」
「ソロモン王が作った、神殿です」
「そこで、宇宙人と交信を?」
「はい、ソロモンの神の前では、いかなる宇宙人でも、交信できるそうす」
「そうなんですか」
「UFOが現れた時に、交信できたそうです」
「それは凄い。で、どんな宇宙人と?」」
「それは分からなかったそうですが、ウイルスをばらまいてる、謎の宇宙人がいるから気を付けろ!と言ってたそうです」
「謎の宇宙人?」
「ワクチンも、殺人兵器だと言ってたそうです」
あゆみが、寂しそうな顔で、高田今日子を見ていた。
「きょん姉さん、いつ帰るの?」
よう子
「今日子さん、いつ福岡に、帰られるんですか?」
「帰りません」
「えっ?」
「ここに住むことにしたんです」
あゆみ「え~~え、ほんとう!?」
よう子「ここのドームハウスに?ほんとですか?」
「はい、本当です。でも、持って来るものがあるので、一度戻ります」
「そうですか」
あゆみは、大喜びしていた。
「わあ~~~い!」
高田今日子「博多の両親や、友達とは、いつでも、インターネットで会えますし」
ショーケンもアキラも、びっくりして聴いていた。
そして、ロボットの福之助も、番犬ロボットのドームも、




