表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰蝶の懐刀  作者: たばか
5/13

  その真剣な表情と澄んだ瞳はとても美しかった。

  

  さすがに姫クラスにもなるとモデルさんあたりを起用しているのだろう。

  村おこしイベントとしては、フレンドリー感に欠ける尋ね方だが、緊張してるんだろうと勝手に解釈。


  「えーっと・・・名鉄岐阜駅からバスで・・・」


  「違う!」


  言い終わらない内にぴしゃりと言い放たれた。ちょっとムカっとした。


  あまりにもその声が大きかったせいか、姫のお付きの女性と初老の男性がおろおろしている。


  何かおかしかったですかね?僕。


  周りの雰囲気に気付いた姫はひとつ大きなため息をつくと、こう言った。


  「落ち着いて話をできるところまでついてきて頂戴。周りの者には私から伝えておくわ」

 

  姫は俺に言った通り、初老の男性に何やら話かけると、神輿の中に入っていった。

  姫が神輿に乗った事を確認してから、初老の男性は俺を見て顎をしゃくる。


  ついて来い。と。


  やれやれ、といった感じだ。


  ただ、唯一言葉が通じて相手にしてくれそうな人物に出会えたのは収穫だった。


  ケンカ別れにならないよう、極力平常心で話を合わせて、なるべく多くの情報を仕入れよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ