事前準備なう
2話でーす
電車のなかで書いたので超やりずらかったです。
ユーザー《神谷了》及び《神谷香織》の転送成功
ユーザーの蘇生開始・・・成功
ユーザーはおよそ10分後に意識回復
今後のユーザーサポートは『アリス』に委託します。
「はっ!!!」
気が付くと俺は暗い変な所にいた。
説明が難しいくらい変な所だ。
周りには何もない。うっすらと明るいくらいだ。
「あ、あれ?香織は?」
辺りを見渡しても香織姿がない。確か一緒に変な光につつまれたはず?
「おい!香織!」
呼んでも返事がない。どこか別の所に飛ばされてしまったのか?とにかく探しに行かないと。
俺は動き出そうとした。その時
「ようこそファントムワールドへ。神谷了。」
声が聞こえた。びっくりした俺はバッと後ろを振り返るとそこには1人の女性がいた。
腰あたりまで伸びる白、というより銀色に近い髪は神々しさを放ち、顔立ちも整っている。こういうのを一般的に美人と言うのだろう。
「は?ファントムワールド...?てか、あんたは?」
突然の美女の登場と、ファントムワールドとかいう聞きなれない言葉に俺は完全に困惑してしまった。
「申し訳ありません。自己紹介が遅れました。私はアリスといいます。マザーコア『Alice』からあなたがたのサポートを任されております。」
「Alice?ファントムワールド・・・。あ!!!」
俺はようやく思い出した。そうだ意識が消える瞬間にみた。ファントムワールドの文字を。
「君のことはわかった。で、ファントムワールドって?さっき"あなたがた"って言ったってことは香織もいるのか?」
「順を追って説明しましょう。まず、神谷香織のことですが、ご安心を。ちゃんといます。多分もうそろそろ来るはずです。」
「良かった。ちゃんといるんだな。来るって言うのはどういうことだ?」
俺が聞いたその瞬間に俺とアリスの間に光が生まれた。
「!?」
その光は段々集まっていき、人の形を成し始める。
そして香織になった。
「は?これはどういうことだ?」
あなたもこうしてきたんですよ。神谷了」
「まじかよ...てか、フルネームで呼のやめようぜ。了でいいよ。」
「了解です。了。」
「ぅん...?」
俺達がそんな会話をしていると香織が目覚めた。
「おい、大丈夫か香織!?」
「あ、あれ?お兄ちゃん。私達どうなったの?」
「では、ファントムワールドの説明に入りはましょう。」
「ああ」
「え?誰この人?」
「ファントムワールドとは」
「あ、私はスルーですか...」
「簡単に言うならRPGゲームです。」
「ゲーム?なに?俺達がその中に入ってクリアしてこいと?」
俺は似たようなゲームやアニメを知っているので思わず聞き返してしまった。
「さすがですね了。その通りです。」
あ、当たっちゃった...
「あなたがたにはこのファントムワールドで旅をしつつ最終的には、魔王を倒してもらうつもりです。」
oh(´・ω・`)...ベタなの来たなあ。
思わずおれは↑みたいな顔をしてしまった。
「まあ、こんな暗いとこも嫌なのでさっさと進めましょう。」
じゃあ、初めからもっとまともなとこに飛ばせよ...
「魔王を倒してもらうためにあなたがたには、職業を選択して頂きます。」
「おぉ、モロRPGだ。」
「職業は、剣を使うソルジャー、大剣や斧を使うバーサーカー、双剣など使うヴォーリアー、小刀などを使うアサシン、光魔法使うウィザード、それに対し闇魔法を使うダークウィザード、回復魔法を使うプリースト、精霊を使役するエレメンタリストがあります。」
「多いな!!!」
突っ込んでしまった。
「しょうがないんですよ。さあ、どれにしますか?」
しょうがない、で終わりか...
「あー、じゃあ俺ソルジャーで。香織は?」
ちょっと遠いところでぽけーっとしていた香織に話しかける。
「え!?わ、私?うーん...なんかお兄ちゃんおすすめなのある?」
「あ、アリス。香織はプリーストで」
「了解しました。」
「私に確認は取らないんだね...」
また香織がしょげている。
「さあ、これで準備は整いました。ファントムワールドへ行きましょう!!」
「あー、お兄ちゃん、アリスさん。申し訳ないんだけど...」
「どうした香織?」
「作者が今回はこのへんでって・・・」
「「はぁ!!??」」
アリスは結構可愛いイメージです。
銀髪ってリアルにいるんですかね。
まあそれはいいとして、今回も楽しんで頂けたでしょうか?もしそうであったら嬉しいですし、もしそうで無いならどこがダメか教えてください。
準備で1話使っちゃったよ...
まあ、次回からファントムワールド入ります。
(香織が軽く空気になりかけているのが今回のポイントですw)