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月は優しく桜を照らす  作者: 華ノ月


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35/47

35.


 正志がそう言って電話を切る。


「○○センター、電話しといたで」


「ありがとう」


 正志が奈緒にそう声を掛ける。


 施設に戻ってきた奈緒と美月は、途中で優樹に会って、そのまま○○センターに様子を見に行くように伝えて行ってもらったことを正志と綾乃に説明する。そして、○○センターを担当しているのは正志だったので、正志からそこに連絡をしてもらい、優樹が様子を見に行ったことを伝えて貰った。


 優樹が施設に戻らないことを聞かされた綾乃は内心苛立っている。今日は利用者が来ない日なので、仕事中でも優樹と話したりできる時だったので、そのことが出来ないことに苛ついていた。


 その綾乃の想いを正志は勘づいていたが、何も言わない。


 そして、優樹が不在のまま、午後からの業務を開始していった。




***


 ――――ポッポー……ポッポー……。


 施設に設置されている時計から仕事終了の音が鳴り響く。


「じゃあ、今日はここまでにしておきましょう」


 奈緒がそう口を開く。


(折角お話できると思ったのに……)


 優樹は終業時間までに戻ってこなかったので、綾乃が心でそう呟く。そして、綾乃は帰る準備を始めて、上着を羽織ろうとした時だった。


「綾乃さん、悪いけどちょっと残ってくれないかしら?」


 奈緒が綾乃にそう声を掛ける。


「はい?」


 その言葉に綾乃がきょとんとした顔をする。


「ちょっとこっちに……」


 奈緒が綾乃にそう言って綾乃を相談室の方に連れて行く。


 その様子に美月は特に気にすることなく、奈緒の仕事が終わるまで待つ様に言われたので、施設に置いてある本を取り、ソファーでその本を読みながら待っている事にした。


 その時だった。


「……すみません!遅くなりました!」





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