このお話はフィクションです。
小説かどうかもわかんないけど脚本?的なやつです。
暖かい目で見守ってね!
俺はフィクションが嫌いだ
フィクションなんてただの嘘に過ぎない
「お前が言うか?」
と言ったこいつは俺の友達
大河だ
俺「俺は嘘をついてない。」
大河「嘘ついたことないって言えるか?」
俺「それは無理だ、保証しかねる」
大河「だろ?」
俺「だとしても俺の言ってる事をはなから信じてないだろ」
大河「誰も信じないだろw」
と大河はいつものように面白がっていた。
なんの話しをしているか分かってないだろ
この文を見ているお前に言ってるんだぞ
説明する
ある夏の日のこと…
俺「おはよーございますー」
クラスは騒がしかった、というかうるさかった。
俺「今日も挨拶の返事は無しか、」
俺「いい加減いつもの事で慣れたよ、」
ガラガラっと扉が開くと教室が静かになった
先生「じゃあ、出席取ろうかな!」
と言い先生が出席を取り始めた。
先生が34名全て言い終わると…
先生「それじゃあ、今日はみんなに転校生を紹介します!」
教室がザワついた。
先生の入ってきていいよと言うと俺の唯一の友達大河が入ってきた。
これが大河との出会い。
でも問題はここから
大河が自己紹介をし始めた頃に気がついた腕が3本ある事に
最初は俺も目を疑った。
けれど大河が俺の隣の席に座った時にそれが確信に変わった。
くっきりと腕が3本生えていた。
周りは全く気にしていない様子
大河「隣の席だし!よろしく!」
俺「よろしく…」
大河「ん?どうしたの?気分悪い?」
俺「大丈夫だよ、俺は、」
大河「ん?どうゆう事?」
ここから記憶がなく何故か俺は気を失っていた。
大河が保健室にまでおぶって行ってくれたらしく
保健室の先生がいなかったらしく
俺の看病は何故か大河が付いてくれていた
大河「ん?起きた??」
俺「え、ここどこ」
大河「保健室だよ。」
大河「先生呼んでくるね」
その後先生が来て病院に行くよう言われた
その後病院に行ったがなんら問題は無く
貧血気味なのかも…と医者から曖昧な診断結果をもらった。
俺「絶対あの医者やぶだろ、」
その日は家に帰ってすぐ寝た。
次の日…
学校にて
大河「よ!体調どう?」
俺「なんか貧血気味っぽい」
大河「なんだよそれw」
俺「さあ?」
大河「そういや名前なんだっけ」
俺「柊一」
大河「そ!俺大河!」
今日も大河の3本目の腕はあった。
放課後…
俺「なぁ大河、」
大河「ん?どうした?」
俺「お前それ気づいてる?」
大河「何?」
俺「やっぱ分かってないのか」
大河「さっきからなんの話ししてんの」
俺「お前腕、付いてるよ」
大河「そりゃあ付いてるでしょ」
俺「違う、3本目付いてる」
大河「え?怖wやめろよw」
俺「ガチで」
大河「柊一、厨二病になったのか、」
俺「まじだよ」
大河は以外にもビビりで結構怖がっていた
怖さを紛らわしたいのか別の話題に切り替えた。
大河「そんな事より!冬休み!映画行こうぜ」
俺「映画?まぁ別にいいけど俺あんま映画好きじゃないんだよね」
大河「なんでよ」
俺「なんか嘘丸出しっていうか最初っから本当のことなんてひとつもないって思っちゃう。」
大河「まぁ、いいから行こうぜ!」
ということで冬休みに予定ができた。
大河との待ち合わせ場所に予定時刻の2時間前から着いていた。
大河「え、柊一?はや!」
俺「お前もな」
大河は1時間前に来た。
大河「来るの早すぎ!どっかで暇潰すか」
俺「うん」
そのあとカフェで暇を潰して映画を見て色々して遊んだ。楽しかった。
でもやっぱり俺はフィクションが嫌いだ。
その後家に帰って大河と夜中まで電話をした。
いつの間にかすっかり仲良くなってしまった。
冬休み明け…
すっかり慣れて気づかなかったが
いつの間にか大河の腕は4本になっていた。
俺は大河が心配になり情報収集を始めた。
学校にて
大河「柊一!遊ぼうぜ!」
俺「ごめん今日も用事あるわ、」
大河「そっか、最近忙しそうだな」
大河「なんか困ってるなら手伝うぞ」
俺「ううん、大丈夫」
大河とはあまり遊ばなくなった、
ある日学校で誰かが大河に3本目の腕があると言っていた事が噂になっていた。
俺の事かと思ったのだが
そんなことで普通噂になるか?
少し不思議に思ったので、少し調べた
するとわかったことがあった、噂になってたのは俺だけじゃないということ
俺以外にも大河の腕が見えると言うやつがもう1人いるということ。
何故かそのもう1人の視認者の女の子はいじめを受けていた。
因むと大河はかなりのイケメンだ。
大河のことがどうとか言ったからほかの女からヘイトを買ったんだろ
協力したいが俺までヘイトを買うのはごめんだ
一応俺も見える事をその女に伝えておいた
俺「俺も見える事を言いふらしてないといいが」
と思った矢先
案の定俺の話は学校中に広まっていて俺まで嘘つき扱いだ。
それと情報収集をしている時ある都市伝説を発見した。
あまりにも状況が一致しすぎていてそれとしか言いようがないくらいに一致していた
俺は情報収集をしている時に得た情報を思い出した。
大我のこれは宿リ人と言うらしい。
宿リ人とは人に宿る元人間、人に取り付き周囲の人間から女1男1の割合で見える人間が決められる。
この見える人間が宿リ人と目が合うと殺され食われる。
その現場を目撃した人間も宿リ人の存在を確信している人間も同様、そして食われる現場を取り憑かれた人間が見ない訳もなく、
最後に取り憑かれた人間が食われその宿リ人はどこかえ行き
取り憑かれた人間が宿リ人となって取り付く相手を探す。
心配になり大河の様子も見ないといけないので大河を遊びに誘うことに
俺「大河、久しぶりに遊ぼ」
大河「おぉ、ほんとに久しぶりだな」
大河「じゃあ放課後」
放課後…
大河「また映画でも見に行くか」
俺「前も言ったが俺はフィクションが嫌いだ」
俺「フィクションなんてただの嘘に過ぎない」
大河「お前が言うか?」
俺「俺は嘘をついてない。」
大河「嘘ついたことないっていえるか?」
俺「それは無理だ、保証しかねる。」
大河「だろ?」
俺「だとしても俺の言ってる事をはなから信じてないだろ」
大河「誰も信じねぇよw」
こんな会話をしているが俺は今猛烈に怯えている。
大河の腕は消えていた、が
大河の服の中を這いずり回っている何かが居る。
それは姿を現してこっちを向いた。
目が合いそうになり焦って目をそらした。
大河「どうした?顔色悪いぞ?」
俺「そう?」
するとそこに俺と同様に見える女が通りかかった。
女はこっちを見て立ち止まった。
目が悪いのか目を凝らしこっちを見た。
大河に引っ付いている化け物が女と目が合った。
まずいと思い俺は大河にこれから起きることを見せないように目を隠し俺も目を瞑った。
大河「お、おい!なんだよ」
俺「黙れ」
大河「…」
それから数分少し前から何かを食らう粘り気がある音が聞こえた。
それから数分後音が聞こえなくなり目を開けると女は血痕だけを残して消えていた。
女以外の人間であろう人の血痕も3箇所確認した。
女は死んだ今あれが見えるのは俺だけだ。
俺「大河、目瞑ったまま聞いてくれ絶対開けるなよ」
俺はこの時大河の目を隠しながら嘘をついた。
俺「俺、腕見たとか言ってたろ、全部嘘なんだ。」
俺はそう言うと宿リ人の目を思いっきり見つめた。
おしまい
みんな分かると思うけど!
(解説コーナー)
なんで柊一は宿リ人を見つめてしまったのでしょう!これは意外と単純な話で宿リ人の事が見える人間は2人しかいません!そして1人はもう既に死んでいます。つまり残りは柊一だけ。見える人間が食われてる時に誰かが見なければ被害は広がりません。既に周りにいた人達は死んでいます。それに大河が宿リ人がいるという事に気づいてしまうと大河は死んでしまいます。なので念の為嘘を認めたという嘘まで付いて自分を生贄に捧げ友を守ったということなのです!