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秋学期の成績発表 新二年生

 三月の中旬くらいに卒業式が終わり、月末に成績発表があった。まず、すべて単位を取ることができた。ひとつも落とさないというのを目標にしていたので、それはよかった。しかし、評定を見ると、相変わらずCは多かった。そのことを父親に突っ込まれたが「この科目は先生の評価が厳しい」など言ったりして、ごまかした。心の中では「お金がないから働かないといけない。勉強できる環境が整っていないし、母は文句ばかり言っている」と思っていたが、それは言えなかった。


 翌日以降、新一年生が入ってくるということで、みんなで準備を進めることになった。

「最初は名前と顔が一致しないから、名札をつけてもらおう」

 僕は少しだけ字がきれいだったので、せっせと書いていた。


「一年生と一緒に紛れたい人いる?自薦、他薦問わず」

 クラスの陽キャといわれるグループが中心になって、話し合いを進めていた。ちらっとノートを見ると、何人か名前が書いてあり、設定も書かれていた。その中には、僕の名前もあった。僕は童顔なので、やっぱりと思った。頼まれたら参加してもいいかなと思っていたが、残念ながらできない。


「ごめん、同じ高校の後輩が入ってくるんだ。向こうは覚えているか分からないけど、顔を覚えられてる可能性があって」

 僕が言うと、みんなはっとしたようだった。

「そっか、そういう可能性もあるよね。他にいる?」

 すると足立春乃が手を挙げた。

「吹奏楽部は、推薦で入る新入生と顔合わせをしたんだ。しかも、あたし連絡先も交換しちゃってるし」

 そんな感じで何人か消えていったが、なんとか決まった。設定も大丈夫かなあというものがあったが、疑うやつなんていないという一言で通っていた。

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