表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/91

追い出しコンパ

ながーい春休みだけど、みんな元気?

もうすぐ四年生が卒業します。

ということで、毎年恒例の追い出しコンパがあります。

三年生が準備するから、うちら一年は何もしなくて大丈夫。

場所は食堂でやるから、お酒は出ません。

出欠とかは取らないから、ふらっと参加してもOK。


 何人か行くということで、僕は参加することにした。食堂に着くと、すでに先輩たちが来ていて準備していた。

「一年のみんな来てくれて、ありがとう。一応、景品もあるし、楽しんでいってくれよ」

 ビンゴ大会があるみたいで、豪華賞品も出るみたいだ。


「みんな元気そうだね」

 事務の池村がやってきた。

「俺も一年前に卒業したんだよな。なんだかんだで、あっという間だ」

「そうですね」

 数人が池村に合わせて言う。


「俺、四月以降は決まってないんだ。東京都を受けたんだけど、期限付き採用だからさ」

 期限付き採用っていうのは、いわゆる補欠に近いシステムだ。産休、育休、病休など欠員が生じたときに話が来るらしい。すぐに来る人もいれば、全く来ない場合もあるとのこと。

「また試験を受けなきゃいけないんだ。去年も言ったけど、俺みたいになりたくなければ勉強しろよ。それと高市は受かったから。埼玉県だって」

 それを聞いて僕はヤバイなと思うが、やる気が出ない。なにより経済的に厳しいから働かないといけない。結局、体力も奪われるし、精神的な余裕もなかった。


 追い出しコンパは、楽しく進んでいった。ビンゴ大会では、最初にビンゴになった人が景品を選ぶ形式で、僕はラジカセをゲットした。しかし、すぐに壊れて使えなくなってしまい、ブルーな気分にだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ