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アルバイト先の先輩 高校時代の教員逮捕を振り返る

 アルバイトを始めて半年くらいが経った。相変わらず週二日の勤務だが、平日休みの水曜日は朝から夕方まで働くようになった。日勤に入ったことで、時給が二十円上がっていた。


「そういえば、私が卒業した後に逮捕された先生いたよね?知ってる?」

 僕より二つ上の女性の先輩で、偶然にも出身高校が同じだった。

「はい、知ってます。授業も教わっていました」

「どんな先生だったの?」

「二十代の男性です。若いから少しナメられたりもしてましたけど、悪い先生ではなかったです。授業も難しいんですけど、工夫してるなって思いましたし。あと顔はインパクトがありますよ。先輩の卒業アルバム、個人写真が載ってると思うんで見てください」

「家に帰ったら、見てみる」

 そんな話をしてたら、店長が割って入ってきた。


「先生、逮捕されたの?」

 僕は事件の概要を説明した。学校名は出なかったが、テレビで報道されたことも話した。

「それ聞いたことある?マジ?」


 この先生の起こした事件、当時は非常に話題になった。僕も家族も自分から話すことはなかったが、相手から話してくるという感じだった。

「この間、事件を起こした先生、ヤバいな」

 尾崎に言われ、僕は返した。

「うちの高校の先生だったんだけど」

「はっ、マジで」


「この間の事件、どこの高校か知らなかったけど、まさかね」

 中学三年生のときの担任に言われた一言だ。なお、担任の先生の子どもが、僕と同じ高校に入学した。入学式の後、校長が話したときに知ったのだ。


 母親も近所や知り合いに「この間の事件、びっくりしたね。どこの高校かしら?」なんて話が出たことを言っていた。なお、入学はしなかったが、子どもが第一志望だったということで「実は息子の通う高校の先生」と話したら驚いていたとのこと。


 僕にとって、身近な逮捕者は三人目だった。

https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/2097070/noveldataid/26590116/

僕にとって初めての逮捕者は、コチラ。


https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/2097070/noveldataid/27268814/

四人目の逮捕者は、コチラ。

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