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初日のお昼

 気づいたら、時刻は十二時を過ぎていた。

 今年の一年生は、午後もオリエンテーションがあるなんて。先輩たちの後ろにくっついて、食堂に向かった。食堂はキャンパスのほぼ中央にあり、一階は和食、カレーライス、うどん、そば、ラーメンなど麺類。二階はオムライスやパスタといった洋食という感じで分かれていた。


 普段もこんな感じで混むのかなって思いながら並んだ。すでに長蛇の列ができていて、パッと見る限り座席も埋まっているようだ。昼は座席の争奪戦、特に雨の日が大変と言われた。ようやく券売機が見えてきて、僕はA定食のボタンを押した。その流れでトレー、箸またはスプーンを取って、食券を出す。昼ピークなので、すでに皿に盛られているごはん、みそ汁、おかずを取っていくという感じだ。


「よかったら、こっち来て」

 先輩の声で、トレーを持ったまま移動した。どこに行くんだろうと思いながら、食堂を出てすぐの階段を昇った。昇ると広いスペースが広がっていて、すでに先輩たちを中心に食べていた。

「困ったときは、ここだから。よし、いただきます」

 縁石っぽいところに座って、膝の上にトレーを載せて食べた。この日のメニューはチキン南蛮、可もなく不可もなくという感じだ。意外とごはんの量が多く、けっこう満腹になってしまった。あと五分しかないという声が聞こえてきて、食器を片付けに一階へ向かった。


 午後は就職課のオリエンテーションで、場所は13号館だ。学内では一番新しい建物で、一階の教室は学内で一番広いとのこと。収容人数三百人ほどだから、一人くらい紛れてもバレやしないな。十四時半に終わって、この日の予定は終了した。


 僕は特に寄り道することなく帰宅した。電車は座れるけど、それでも疲れがたまる。家に着いたのは、十六時半くらいだった。そのまま、ベッドに直行。朝まで爆睡するのだった。

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