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補助教員ボランティア 六日目

 八月に入ると、僕はバイト中心の日々だった。夏休み前に同級生が「愛・地球博」に行く計画を立てていたが、僕は全く興味がなかった。一年の夏前にお金が尽きかけたので貯めることに必死だ。大学に行けなくなるかもと思ったときは絶望した。あのときの気持ちは忘れてはならない。毎月の携帯代、秋学期以降の定期代、教科書代、プラスで取られる履修費といったお金は、最低でも稼がなければならない。


 補助教員ボランティアも、後半戦の五日間が始まった。本日もわりと教室が騒がしく、八木がビシビシ言っていた。そのおかげで、なんとかギリギリ保てている状況だ。それはありがたいが、おんぶに抱っこじゃいけないとも思っていた。ただし、あまりガツガツしてもと葛藤する。


 終わったあと、八木と話した。

「あの人、都内の公立中学で非常勤講師をしているんだから、もう少しやってほしいよな」

 大学を卒業したばかりの女性で、しかも卒業生だ。

「自分たちより、この学校について詳しいので生かしてくれたら」

 僕も言葉を選んだつもりだが、思わずやってほしいという感じを出してしまった。


「俺、明日はいないから頼むよ」

 そう言われて、大丈夫かなあと少し不安になる。でも、何か変化も起きるはずだと思ったし、やってやろうと思った。

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