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ありふれた異世界転生の中で  作者: アイスマシーン
プロローグ
9/67

ここは異世界

えっと特にないです

村から悲鳴が聞こえてきた。


「嫌、嫌やめて」


村は地獄絵図だった家々は崩され人は死んでいた。

死体を始めてみた。3日前に殺されてはいるが死体を見るのは初めてだった。

ゴブリンの死体を見ても平気なのに人の死体をみて俺は吐きそうだった。


そんな中あのこの村で最初に会った男の上半身が飛んできた。

俺はそれを見て吐いてしまった。

なぜこうなったのかそれはあそこにいる大量の魔物のせいだ。


(はぁはぁ落ち着けとりあえず【鑑定】だ)

俺は大量にいる魔物の中でも特に大きく暴れている奴に向けて【鑑定】を使う

【ステータス】

名前:コルビー・マット

種族:レッサーオーガ

ランク:D

・Lv.20

・HP……×・MP……×

・魔力……×・力……×

・防御……×・魔防……×

・運……×・俊敏性…… ×

【スキル】

〈ノーマルスキル〉・×

〈アーマースキル〉・×

〈マスタースキル〉・×


(何だこれ、なんで見えないんだ)

俺はさらに混乱した。

別の魔物に【鑑定】を試して見ても結果は変わらなかった。

(落ち着け。まず助けないと助けられる人だけでも!)


「グルゥゥゥァ」

さっきの魔物が逃げ遅れた女の子に向かって持っていた斧を振り下げる。

「助けて、嫌」

俺は動こうとした動こうとはしたのに体は動かなかった。


ズバシャァ!

血飛沫が空中に飛び散った。

(間に合わなかった)


俺は絶望した、自分は何もできないと、目の前で人が殺されたというのに。

俺は立ち尽くしていた。そうしているとさっきの魔物が俺にターゲットを移す。

そして魔物は俺に向かって斧を振り下ろそうとする。


「待ちなさい」

その言葉が聞こえた瞬間俺に振り下ろされた斧が止まる

「貴方、この村の人じゃないわよねえ」

女の声だったその声は上から聞こえる。それは先ほどは奥にいた3メートル近い虎のような魔物の上にいた。


「お前は誰だ、何なんだよなんの恨みがあってこんな、こんなことを」

俺は震える声でそう言った。

「私?ふふなんでしょうねえ」

「ふざけてんのかお前ぇ!」


「そうね、じゃあ自己紹介でもしましょうか。村長から話は聞いてる?私は教祖の娘」

こいつがあの行方不明になった娘なのか?いやそんなことはどうでもいい、それよりもこいつらが村を襲った理由だ。


そもそもなんで魔物を操ってんだそう言うスキルか何かか?

「不思議って顔してるよねなんで魔物を操っているか」

不敵な笑みを浮かべてこちらに話しかける。


「ま、教えてあげないんだけど」


「貴方、冒険者かな、私が今どれくらい強いのか気になっちゃった」


「ねえ、相手をしてくれない殺し合いの」

こいつ何言ってんだ?殺し合いだと?


「あんた頭おかしいんじゃねぇのか?」

だがこれはチャンスだこいつさえ何とかすればどうにかなるかもしれない。

「いいぜ受けてやる、その代わり一対一だ」


「ええ、そうしましょ」


そう言い終わると同時に相手は飛びかかってきた。

(速!)


それは強烈な蹴りだった。

(うお!やべえ【衝撃吸収】)

吹っ飛ばされるもダメージは無いセーフだ。

だけど一撃で確認する。格の違いを。


「変ねえ、確かに真に入ったと思ったんだけど」


「まあいいわ、次はこちらで行きましょう」


そう言うと女は腰から短剣を引き抜く。

(やばい刃物はどうしようも無いあれだけには当たらないようにしないと)


「向かってきてよ」

今度は俺から行くしかない。

俺は向かうどうしようも無くても行かなくては殺される。

俺は【サンダーウィップ】を使い中距離から応戦する。


「はあ遅いんだけど、それじゃあ、アリ一匹殺せないわよ」

俺の魔法を完全に見切ってかわしてくる。


「うぉぉ!【ウインドカッター】!」

「あら、こんな2種類属性を持っているのね」

それを女は最小限の動きでかわす。俺が中距離で戦おうとしているのに女は俺の魔法を避けながら近づいてくる。


「くそ!当たれ!」

俺は必死に攻撃を続けるが当たらない。

「あら、もうこんな距離」

その距離は顔と顔がぶつかりそうな近さだった。その女は持っていた短剣を振りかぶる。


「おいおい、いいのかこっちには秘策があるんだぜ」

俺は自分の胴のあたりから【衝撃放出25%】を発動する。

ドオォン!「ぐふっ」

奴は吹き飛ぶもしっかりと着地をした。


「なにそれ面白いじゃない、ねえもっと見せてよ」

(やべぇ俺の最大火力が全くきいてねえ)


「今度はこっちから行かなきゃね」

俺は素早く迎撃体制を取る。しかしそれより早く奴の凶刃が俺を襲う。

ズバァ!


俺は間一髪で少しだけ狙いを外せたが左わき腹が斬られた。

(痛ってえ!)

「あら、完全に腹を裂いたつもりだったのに、意外とやるのね」

(この野郎ふざけんな!)


俺は怒りに任せて反撃をする。

「死にやがれ!【ウインドカッター】!」


「またそれ、レパートリーが少ないのね」

奴に当たらない全く。そして次の瞬間、俺の左手首からの感覚がなくなっていた。

「は?」


左手が無くなっていた次に来るのは強烈な痛みだった。

「あ、うあああああ痛てぇ痛てぇ」

風魔法のテンプレート

・ウインドカッター

・ウインドプレス

・ウインドアッパー

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