宿に泊まる
本当にすいません見どころが一切ございません
さっきの騒動の後辺りはもう夜だった。
俺はギルドを出て宿屋を探しているのだがなかなか見つからない。
そもそものことだが俺はここの辺りの土地勘が全くないのだ。
ギルドを出る前にレノさんに聞いておいた方が良かったな。
(今から聞きに戻るか?いや迷惑か)
とりあえず適当に歩き回るしかないな 俺は街を散策しながら宿を探すことにした。
それから1時間ほど探してようやく見つけた。
宿に入り受付の人に聞いてみる。
「すみません、泊まりたいのですけど部屋空いてますか」
「はい、空いております。一泊500ダールになります」
「じゃあ、とりあえず一泊お願いします」
「承知しました。こちら鍵になっております,それとこちらにサインを」
「分かりました」
俺は渡された紙に署名し部屋に荷物を置いた。
部屋にはベットと机があるだけで殺風景な感じだった。
それにしてもやっぱり異世界の宿屋ってこうなのかなんかワクワクするな
「でもやっぱりレオンの家に一日いたからか質素に感じるな」
まあ宿だから生活感が無いのはあたりまえか。
そういえばこの世界の文字は不思議と分かるようになっている。
これもあの神の力なのか?便利だからいいか。
俺は少し休憩してから夕食を食べに行くことにした。
「なあ、この辺りに旨い店はないか」
どこがいいのか全く分からないのでさっきの受付の人に聞いてみる。
「そうですね、それでしたらオススメのお店がありますよ」
「そこってどんな料理がでるんだ?」
「そこは肉料理が美味しいですよ」
「そうか、どこにあるんだ」
「ここからだと歩いて10分ほどのところにあります」
「分かった、助かるよ」
「いえ、また何かあれば気軽に声をかけて下さい」
「ああ、ありがとう」
俺は教えてもらった場所に向かうことにした。
教えてもらった場所で夕食を済ませ宿にもどる。
「ありがとう、美味しかったよ」
「そうですか、お口にあって良かったです」
俺は部屋に戻り風呂に入った後すぐに寝ることにした。
~~番外編~~
『異世界の飲食店』
俺は受付の人が言っていたお店に行ってみる。
そこには「圧巻屋」と書いてあった何が圧巻なのだろうか。
とりあえずお店に入ってみる。
「はい、らしゃい」
「一人かい?」
「そうです」
「カウンター席にどうぞ」
カウンター席に座り渡されたメニューを見る。
(なるほど肉料理がおおいな)
「すいません注文いいですか?」
「はい、どうぞ」
俺はメニューの中で一番、目を引いた物を頼んでみる
「この圧巻ビーフ中盛り下さい」
「はい、圧巻ビーフの中盛りね、少々お待ちください。」
俺は大人しく頼んだ物が来るまで待ってみる。
「はいどうぞ、圧巻ビーフね」
「は?」
圧巻ビーフ何が圧巻かって、それはとてつもないほど分厚いステーキだった。
中盛でこれなのだきっと大盛りはひどいことになっていただろう。
まあ食べるけど。とりあえず一口目、旨い 分厚い肉だけど柔らかくガツンと聞いた塩味がまたいい。これぞ肉の味って感じだ。
だけど流石に量が多いので少々味変をしたくなる。そこで一緒に出てきたオリジナルソースをかけて食べるこれもうまい! そして食べ終わる頃にはもう満腹になっていた。
「おう、兄ちゃんいい食べっぷりだね、最後にデザートはどうだい」
「それ貰おう」
「はいよ、特製フルーツパフェだよ」
これはなんとも豪勢なデザートが出てきたものだ。
その見た目も豪華だが何より凄かったのはその美味しさ。甘さ控えめなのにしっかり果物を感じられる素晴らしいものだった。
「ありがとよー!」
満足した気持ちのまま宿に戻ることにした。
番外編が書きたかっただけです