ギルドに行きます
タイトルは仮なので変更すると思います
「ここがクレド王国か……」
「綺麗なところだな」
「だな」「でしょー」
目の前に広がる光景は美しいものだった。
中世ヨーロッパにありそうな建物がずらずらと並んでいた。
そして中心にはとても高く作られている城があった。
まさに異世界転生といった感じである。
周りを見渡すと、様々な種族の人々が行き交っていた。
獣人やエルフやドワーフなど色々見れた。
「じゃ、とりあえず家に行こうか」
「案内するよ」
「ああ、ありがとう」
俺達はレオンの家に向かった。
「着いたよ」
「おお!広いな」
「そうだろずいぶんと高かったからね」
「へぇーいくらくらいなんだ?」
「400万ダールくらいかな」
「だ、ダールなんだそれ」
聞いたことのない通貨単位が出てきた。
するとレオンが答えてくれた。
簡単に説明すると
1ダール=10円だと思ってくれて構わないとのことだ。
「そしてこれが1万ダールだ」
グレイが手に持っていたものを渡してきた。
「ああ、ありがと」
「てっいいのか!」
「ああ手持ちがなかったら大変だろう」
だからと言ってあって間もない人にぽんと10万円程度をわたすのは
どうかと思うが、今は素直に好意を受け取ろう。
こいつらはもしかして金持ちなのだろうか。
「たしかレオンも異世界転生者だろ」
「そうだけど」
「どうやって転生したんだ」
「僕はトラックに轢かれたんだ」
「居眠り運転だったらしくて」
「それで気づいたらこの世界にいたってわけさ」
「そうなのか」
話をしている中レオンの顔つきが変わった。
「なあせっかく異世界転生したんだ冒険者にならないか」
「おお、確かにいいな」
「だろ?一緒に来ないか」
「私たちのパーティにはいるの?」
どうしようか正直迷っている だがこの世界に俺の居場所はない。
ならばいっそここで生きてみるのもいいかもしれない。
そう思った俺は レオンたちの誘いを受けることに決めた。
「分かったよろしく頼む」
「やった!」
「これから楽しくなりそうだな」
「ああ」
俺が答えると3人はとても喜んでいた。
「まずギルドに行って冒険者登録をしないとね」
「そうなのか」
「じゃあ早速行こうぜ」
そう言って4人で向かった。
「ついたぞ」
目の前にある建物はとても大きく、
扉を開けると中にはたくさんの人がおりとても賑わっていた。
「まずは登録だね」
「だな!」
受付まで行き受付らしき女の人話しかける。
するとめんどくさそうな感じで話している。
目線は下でこちらのことは一切見ていない。
「ようこそクレド王国冒険者ギルドへ」
「レノ、来たよ」
すると受付の人にレオンが話しかける。
「え、レ、レオン」
すると彼女はとても驚いていた。
「レオンー!会いたかった〜」
急に態度が変わりテンション高めで喋り始めた。
そしてレオンにいきなり抱き着こうとする
それをレオンはかわす。
彼女は我に返ったみたいで急いで受付にもどる。
「で今日は何しに来たの」
さっきと打って変わってきちんとしている。
「それとこちらの方は誰?」
「彼はレイだよ」
「よろしくお願いします」
俺は挨拶をした。
そして事情を説明する。
「ふーんあなたがレオンの新しい仲間ね」
「まあいいわ」
「冒険者になりたいんだったら試験を受けなきゃいけないわ」
「本当なら審査員が試験を出して審査しなくちゃいけないんだけど」
「今それを受けられるのが早くても2か月はかかるの」
「そこであなたに依頼を出すから」
「それをクリアしたら合格にしてあげる」
「俺にですか」
「ええ、あなた一人で」
「それで内容はどんなものなんですか?」
「簡単な内容で」
「ゴブリンの討伐よ」
「なるほど、分かりました」
「じゃあ、明日またここに来てちょうだい」
「分かりました」
そして一通りの試験ための書類を書き終わると。
グレイがある提案をする。
「せっかくギルドに来たんだからステータスを見てもらおうぜ」
「ああそうしよう」
「レノ、もう一仕事頼めるか?」
「レオンのためならいくらでもやるよ~」
レオンの時だけねこなで声だきっとレオンのことが好きなのだろう。
ふふっ我ながら名推理だ。
「じゃ、そこに座ってもらえる?」
俺達は言われるままに座ると。
「【鑑眼】」
「これは……」
「すごいよレン君!だっけ?」
「君、キングス所持しているんだよ」
「え、まじですか」
「はいこれ見て」
渡された紙にはこう書かれていた
【ステータス】
《レン》
・Lv.1
・HP……200/200
・MP……40/40
・魔力……40
・力……39
・防御……32
・魔防……29
・運……23
・俊敏性……61
・魔法適正……雷、風、熱
【スキル】
〈ノーマルスキル〉
・鑑定
[人や物の能力を見ることができる]
〈アーマースキル〉
・毒耐性+10
[毒への耐性が上がる]
・雷耐性+200
[雷への耐性が上がる]
・風耐性+200
[風への耐性が上がる]
〈マスタースキル〉
・該当なし
〈キングス〉
・衝撃吸収と放射
(衝撃を吸収しその分の衝撃を放出することが可能)
・キャパシティ………0%/100%
「おお!どうなんだこれ」
「レベル1の中ではとても高いね」
「まあ上の中ってところね」
「へぇーそんなもんなのか」
「ちなみにレオンとグレイとフェイさんはこんな感じですよ」
【ステータス】
《レオン》
・Lv.72
・HP……28200/28200・MP……19200/19200
・力……16000 ・防御……10040
・魔力……16000 ・魔防……12400
・俊敏性……12040 ・運……600
・魔法適正……風、雷
【スキル】
〈ノーマルスキル〉
・未来視
[数秒先の未来を見ることが可能ただし魔力を使う]
・無詠唱
[魔法を唱えるときに詠唱の時間をなくす]
・完全記憶
[記憶を忘れることがない]
・絶対感知
[自分に敵意を持つ者の位置がわかる]
〈アーマースキル〉
・全属性耐性+9000
[全属性への耐性が上がる]
・絶対防御
[自分の意思で一度だけ攻撃を無力化する再使用には72時間必要]
〈マスタースキル〉
・剣王術Lv29
[剣術のクラスシフト後剣術よりも効果が大きい]
・回復術Lv39
「扱える回復術の強さを表す」
・風魔術Lv42
「扱える風魔術の強さを表す」
・雷魔術Lv84
「扱える雷魔術の強さを表す」
〈キングス〉
・速度交換
【ステータス】
《グレイ》
・Lv.46
・HP……7800/7800 ・MP……2500/2500
・力……6400 ・防御……6030
・魔力……2000 ・魔防……4000
・俊敏性……7000 ・運……210
・魔法適正……闇
【スキル】
〈ノーマルスキル〉
・音殺
「音をなくすことが可能」
〈アーマースキル〉
・闇耐性+50
[闇への耐性が上がる]
〈マスタースキル〉
・短剣術Lv33
「短剣の熟練度を表す」[装備している短剣の攻撃力を上げる]
【ステータス】
《フェイ》
・Lv.52
・HP……9400/94000 ・MP……8500/8500
・力……1200 ・魔力……2970
・防御……490 ・魔防……700
・俊敏性……2000 ・運……400
・魔法適正……水、光
【スキル】
〈ノーマルスキル〉
・浄化
「あらゆるものを清潔にする」
〈アーマースキル〉
・聖女の加護+200
「闇,毒、死霊への耐性が上がる」
〈マスタースキル〉
水魔術Lv64
「扱える水魔術の強さを表す」
光魔術Lv65
「扱える光魔術の強さを表す」
「私の鑑定で見れるのはこれくらいですね」
「やった!、レベルが上がってる」
「俺とレオンはほとんど変わってないぜ」
「てか何度見てもこのステータスの高さは異常だな……」
「まあいいじゃないか」
「それよりレンのだよ」
「キングスを持っている人なんてリーダー以外に久しぶりに見るよ」
「てかこれそんなに珍しいのか?」
「んーよくは分からないけど1万人に1人ともいわれてるよ」
1万人に1人確率にして0.01%運がいいのか。
それとも異世界転生者の特権なのか分からないが。
これはすごいことだろう。
「どうする、依頼は明日なんだろ」
「ええ、そうよ」
「じゃあそれまでどうする」
「せっかくキングスがあるんだしそれを試してみようよ」
「防具とか装備とかも買わないとな」
かなりノリノリみたいだ。
もちろん俺もかなり乗り気だ。
「よし!じゃあ行くぞ!」
「えーもう行くの」
レノさんがかなり名残惜しそうにしていた。
「私も行くぅ~」
「レノは仕事あるでしょ」
「あーもう仕事やめる~」
「はいはい頑張って」
「はーいまた来てね」
「分かったよ」
レノ・アースト
・身長160cm程度 茶髪でレオンのことが好きな
女の子
フェイに少しだけ嫉妬している
年齢22歳
※一度説明したスキルはもう説明しないと思います