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聖騎士は移動手段もこだわる

皆様の声を聞かせてくださると幸いです

感想、評価お待ちしております


そろそろタイトルから(仮)を取ってもいい気がしてきた

これ以上何も浮かばない

「ふー・・・ここまで来ればもう見られる事も無い・・・」


 アサギが教会の中にある椅子に腰かけると遅れて他の5人も教会の中に入ってくる


「おいおい、何も走って行く事ないだろう」


「だってなんかすっごい注目されてた気がするし・・・」


「まあ、注目されてないとは言えないでしょうね、今も掲示板ではアサギの話がいっぱい語られているわ」


「う・・・爆発のスキルの事書かれてないかな?」


「んー・・・私は「悪竜エドラ」の横から攻撃してたけど角度的に見える場所じゃあなかったからなぁ」


「俺も横から魔法撃ってたけどあのスキルは顔に当ててたし火を吐こうとした時に当てたから爆発したとか言い張ればなんとかなる、か?」


「うーん、別に聞かれてもなんで爆発したかわからないって言っておけばいいんじゃないの?マーリン君みたいな事言うとボロがでそうだしね、もし誰かに聞かれても答えない方が無難じゃないかな」


「うん、そっか、わかった、そうするね」


「あとはアサギさん、人型の時に光の腕で「悪竜エドラ」転ばしたけどあれも聞かれても言わない方がよさそうだね」


「あれ、ダガー君わかっちゃった?」


「剣の光り方が属性付与の時よりも強かったからね、多分そうだろうな、って、でもそれはいつも光の腕を見てるからわかった事だから、2回やったらクリティカルがでたんじゃないかな?でもよくわからない、こんな感じな事言っておけばいいんじゃないか?」


「うん、わかった、それもそうしておくね」


「全くなんだかんだで穴が多い行動してるわね、アサギ」


「うーん・・・やっぱいつも使ってるスキルはどうしても咄嗟に使っちゃうんだよね、光の腕はいけるかなー?ごまかせるかなー?とは思ってたんだけど」


「まあまあ、どうせまたしばらくイベントもないだろ、「テンプルウォーズ」ん時だけ気を付けておけば大丈夫じゃあないか?」


「またインスタントダンジョン周回の日々が始まるんだねー」


「て言ってもそろそろクラスチェンジする人も出てくるだろ、俺達もなんだかんだもうすぐだしな、どうする?どこでレベル上げする?骨の迷宮の奥に行くか、海賊船か?女王蟻は周回にあんまり時間かからないけど敵が少なすぎてな、直線でボス狙うとダンジョンのCTが終わらないし」


「海賊船はあそこまで行くのが若干めんどくさいんだよねぇ・・・」


「ああ、そうだ、乗り物買いに行きましょうか」


「え?乗り物?実装されたの!?いつ!?」


「アサギ・・・何も言ってこないからもしかして知らないんじゃないか、って思ってたけど・・・サイト見てないの?」


「俺、骨の迷宮は近いから終わってからにするんだとばっかり思ってたけどまさか知らなかったのか」


「えー!知らないよ!というか見てないよ!?なんで!?」


「あー、そっか、最近私達王都から出てないから見てないのかな?」


「ああ、そうだね、都市の内部は乗れないんだっけ」


「ああ、そう言えばそんな事サイトにも書いてあったな」


「ええ!?知らなかったの私だけ!?セッキーにマーリンなんで学校で毎日「まおクエ」の話してるのに言ってくれなかったのー?」


「それだけ「悪竜エドラ」に集中してるのかと思ってたのよ」


「現状必要なかったからな、まだいらないのかと思ってたよ」


「そんな事ないよ!今すぐ買いにいこう!あ、待って!一応サイト見るから!!!」


 アサギはウインドウを開き「まおクエ」の公式サイトを眺め出した


「うわ!ほんとだ!馬だ!馬に乗ってる!!」


「他にも色々あるだろ、今後も色々増えるみたいだけどな、今売ってるのは移動速度上昇は同じパーセントだけどどうなるんだろうな?」


「んー、そりゃ値段が上がったりすれば増えていくんじゃないのか?」


「「ログボール」とか「テンプルウォーズ」のポイントでも貰えるみたいよ、あとは邪教徒のメダル、あれでも貰えるわね」


「そういや最近邪教徒に会ってないな」


「そう言えばそうね、そろそろこのレベル帯の邪教徒に会ってもよさそうなんだけどまだ見つかってないわね」


「多分新しい所見つからないとこのレベル帯の武器とか交換できないんだろうな、でも俺らが見つけても必要数貯めた時には必要ない武器とかになってそうだな」


「それは確かかもしれないけどアサギの為にも邪教徒関連は行っておかないといけないわね」


「うん?なに?何の話?」


 アサギは相変わらず公式サイトに載っているまるで生きている馬を写真に撮ったかのような画に夢中である


「アサギの装備集めの為に邪教徒、というか「ダクパラ」を倒さないとね、って話よ」


「え?「ダクパラ」どこにいるの?」


「それがわからないのよ、わかったら行かないとね、って話」


「ああ、なるほど、そうだね、「ダクパラ」は倒さないとね」


「そう都合よくアサギさんが持っていない部位の装備を落としてくれるかな?」


「アサギに足りてないのは鎧、腰、足だろ?でこの前落としたのは腕、なんとかなるんじゃないか?」


「なんかそう言われると追剥ぎしてるみたいでやだな」


「でも実際「ダクパラ」が落とす装備は多分今後も使える装備よ、今回のイベントでは使わなかったけどその剣もそろそろ使える訳だしアサギは装備に関してはほんと恵まれてるわね」


「うーん、そうだねぇ、さ!馬買いに行こう!!」


「あ、あっちゃん、待って待って、今運営からイベントの報酬来たから見た目装備のリスト見たい」


「あ、ほんと?私も見るー」


「じゃあそれが終わったら乗り物買ってそっから海賊船かな」


「そうね、じゃあリストを私も見ようかしら、あら、結構「テンプルウォーズ」のポイントも入ってるわね、アサギと同じパーティーだったからかしら」


「おー、ほんとだ、これなら「テンプルウォーズ」用の防具もう1個交換できそう、覚えておこ」


「むむむむむ・・・結構可愛い見た目装備増えてるわね・・・これは・・・前に変えようと思ってたものと・・・ああ!悩む!!」


「おい、ダガー、これは長くなりそうな予感がするぞ」


「マーリン、お前も思ったか、俺もちょうどそう思ってた所だ」


「えー、ダガー君だって結構見た目大事にしてるでしょ」


「ん、まあ、そうだけど俺の趣味に合う装備は数があまりないからな、どちらかと言えばイベントで貰える見た目装備は女性向けが多いしな」


「ほんとな、まあ、男でも見た目重視してる奴もいるけどさ、正直どうでもいい俺からしたらもっと使えるもんが欲しいというか、それこそ「テンプルウォーズ」のポイントに交換でもしてくれりゃあ俺はその方がいいけどな」


「まあ、そこらへんは人それぞれだからしょうがないわよね、その辺は掲示板でも結構言われてるから何かしら運営も考えてくれるんじゃないかしら?」


「あとは俺もアサギみたいに強い武器とかもらえりゃ1番いいんだけどな!」


「んー・・・それは無理じゃないかなぁ、「まおクエ」の運営がイベントで武器ばらまく感じとは思えないなぁ」


「まあなー、それに今貰ったとしてもアサギの盾みたいに自分のレベルに応じて装備も強化される、とかじゃあないとどうせそのうち使わなくなるだろうしな」


「そうだね、でもそんなのいっぱいあったらダンジョン行かなくなるんじゃない?」


「なんでだよ、レベル上げないと武器も強くならないならむしろ行くだろ」


「あー、そっか、んー・・・それは確かに・・・」


「あー・・・迷うー、迷うなー、この衣装も可愛いし、こっちの衣装はカッコいいって感じだし・・・悩む・・・ん、あれ、あっちゃんあっちゃん」


「なぁにー?」


「見た目装備のリスト表最後まで見た?最後の方ユニコーンとかいるよ」


「え?どこだどこだ!あ、ほんとだ!!」


「へー、乗り物も見た目変えれるのか?」


「そうみたいね、自分が持ってる乗り物を変える、だから買ってからこれを使うと見た目が変わるみたい」


「おー、ドラゴンもいるぞ、なかなかかっこいいな、でも空飛べる訳じゃあないみたいだな」


「下に空は飛べませんって書いてあるもんな、四足歩行のドラゴンならまだわかるけどこの翼があるタイプのドラゴンはどうやって移動するんだ?まさか歩きはしないだろうけど」


「そのドラゴンの項目の下に動画見れる所あるみたいよ」


「ああ、これか・・・どれどれ・・・んー、なるほどちょっと浮く感じか、飛んでるって感じではないな」


「そりゃ飛んだらどこの山だって越えちまうからな、無理もない」


「でかい狼なんかもかっこいいな、俺こいつにしようかな」


「マーリンもなんだかんだ言って見た目気にしてるじゃない」


「あー、んー、でもこれ取ったら次はもう買わないだろ、次はもっと見た目以外のなんかが欲しいぜ」


「ダガー君はどうするの?」


「ああ、今回も俺に合った衣装にしようと思ってたんだが・・・俺も乗り物の外見交換にしようと思う」


「へー、あ!わかった!この骨の馬でしょ!」


「そう!それだ!!」


「うーん、わかるなー、私もパラディンじゃあなかったらこれだろうしなー、でもパラディンはこれ乗っちゃあダメだよねー」


「アサギさんは?やっぱりユニコーン?」


「ユニコーンもいいんだけどね、白いし、でもやっぱり私は馬に鎧を付けさせたいからこの重装馬かなー・・・ん、あれ?」


「ん、どうしたんだ?」


「あ、ううん、一番最後のページ見てたと思ってたら最後じゃあなかったみたいで・・・わ!私これにしよ!スレイプニル!足が8本の馬!!」


「ん?そんなんあったか?」


「最後のページにあるよー」


「んー・・・?ないな、なんでだ・・・そっちは?」


「私もないわね」


「うん、私も」


「私の所もさっき言ってたドラゴンが最後ね」


「ああ、俺もだな」


「あれー?私の所だけ?なんでだ?」


「まあ、考えられるとしたら職業か、もしくはさっきのイベントで活躍したからかのどっちかだけど」


「スレイプニルって神の軍馬でしょ、あっちゃんは神様と会った事あるからご褒美でくれたのかもよ?」


「んー・・・なんかまた目立つような気がしてきたんだけど・・・でも欲しい・・・だってこの子顔がイケメン・・・」


「馬にもイケメンってあったのか、知らなかったな、ダガー知ってたか?」


「知らなかったな、俺が選ぶ予定のこの骨の馬はイケメンなのかが気になるな」


「骨にイケメンもくそもないだろ」


「そりゃそうだな」


「あー、よし!目立ってもいい!どうせもう目立ってる!私は!スレイプニルに!乗るんだ!!」


「じゃあ決まったならまずは乗り物買いに行きましょうか、買ってからアイテムを使って見た目交換みたいだしね」


「よーし、買いにいこー!」


「「「「「おー!」」」」」


「・・・どこに・・・?」


 公式サイトでも馬の写真しか見ていなかったアサギは乗り物が売っている場所がわからなかったようだ

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