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1.不器用






 できることなら、

 愛しいあいつの背中に


 抱きついて、やりたいのにね。




*




「メイは本当に可愛いねぇ」


目の前に立つ、愛らしく誰からも好かれる女は、おっとりとした声音で言う。柔らかな掌が伸ばされ、頬をふんわり包んだ。メイは訝しむ顔をして見せながら、鼻で笑って返事をする。


「頭おかしくなったの?アン」


 それを照れ隠しと取ったのか、女は「まったくもう」と姉が妹に向けるように微笑み、首を横に振った。


 自分より余程可愛く、自分よりも人当たりが良く、当然友人も多く、いつだって朗らかに笑むアンに「可愛い」などと言われた所で、紛うこと無き厭味だ。

 けれど女は「本当のことを言っただけなのに」と、不満げに唇を尖らせた。

 その様さえ愛らしくやはり厭味でしか無いので、メイは何時だって思うのだ。



 あぁ、その化けの皮を剥がしてやりたい、と。



 教室の後の扉から声が掛かる。アン、帰ろう。

 そこに立つのは、高校一年生の終わりである終了式の日、放課後から女の恋人を名乗ることを許された、アンの彼氏であった。

 これ幸いと目の前の女に言ってやる。


「ほら、呼んでるから早く行きな」

「え~?もうちょっとメイと遊びたいのに……」

「馬鹿言ってないで、ほら。末永くお幸せにーほれ行けほれほれ」


 おどけた調子で背中を押してやれば、女はむぅと一度唸った後、恋人の元へ駆け寄った。

 ばいばい、と小さく手を振られ、ぞんざいに手を振り返す。二人分の足音が遠ざかっていった。


 そうして教室に取り残されたメイは、浮かべていた笑みを削げ落とし深く深く溜息を吐く。席に置いていた鞄を背負うと、肩にぐっと圧し掛かった。


 隣の教室からの笑い声が響き、遠くからは校庭で活動する運動部の声も届いた。クラリネットの音は、いつもの自販機前で練習している吹奏楽部員のものだろうか。

 いっそこの音の波に呑まれてしまえばどれだけ楽だろう、と思うのに。


「今日は風邪気味だから休み、ね」


 倦怠感を堪え、教室を出た。

 できることなら、自分もさぼってしまいたい。




*




「今日の練習はおしまーい!お疲れ様でした!」


 出来る限り明るい声で、部活動の終了を告げる。

 とても小さな剣道部であるが、お疲れ様でしたと返ってくる声は、はきはきと大きなものだった。


 それに満足げに頷き、解散する。面と竹刀を抱え、手ぬぐいで首の汗を拭きながら部室へ向かって歩き出すと、一年生の後輩が一人、ひょこひょこと後をついてきた。


「部長」

「んー、お疲れ様。どうしたの?」

「アン先輩は今日もお休みなんですかぁ……?」

「うん、風邪気味だって」


 明るく答えてみせるが、後輩の表情は晴れない。


「……アン先輩、どうして退部しないんですか?」


 入部して約半年の間、殆ど姿を見ない先輩部員。後輩でさえ不信感を抱いているようであったが、それをメイに対して言ってくるのは初めてであった。

 対するメイは口を開くものの、すぐに閉じて苦笑して見せる。後輩は、うかがうような、気遣うような、曖昧な表情をした。


 あの子が部活に参加するのは、もう諦めてるの。それなのに、きちんと辞めるよう話をすることもできないんだ。中途半端なわたしのせいなの。

 そんな言葉を飲み込み、ごめんね、とだけ伝えた。


「アンはあたしの付き合いで入った感じで、だからあまり強く言えなくて。頑張っているみんなからしたら、おかしいって思うよね」


 無言の肯定があり、もう一度、ごめんねと呟く。


 保身だ。

 今後、あの女が積極的に部活へ出席するなど考えられない。はっきりと辞めるよう言ってしまいたい。

 けれど、それをした時に見放されるのが怖い。

 嫌いだ。大嫌いだ。見放されても構わないと思う。


 けれど、高校でできた友人の殆どはアンと共通の友人だ。そして、あの女はみんなに愛されている。人気がある。だから、見放されると自分の居場所が無くなってしまう。

 そんなの怖い。ようやく固めた足元がはらはら崩れてしまうなど、考えたくもない。

 だから、我慢するしかないのだ。


「わたしがもっと頑張るからさ」


 笑顔でそう告げれば、後輩はそれ以上何も言わずに、はい、と返事をした。

 そのまま一緒に部室へ入り、汗を拭き、着替えを済ませる。

 お疲れ様でした。そう告げて帰路に着く部員全員を見送ってから部室と武道場の鍵をかけ、ほんの少しだけ迷ったメイは、再び校舎へと向かった。


 火照った体と高ぶった感情を持て余す時は、いつだって空に近い場所に居たくなるのだ。




*




 屋上に出ると、丁度夕暮れ時だった。


 天辺の深い青を見上げて大きく息を吐き、視線をゆっくりと地平線へ落としてゆく。視界に広がるのは校庭の向こうに在る家々で、その輪郭を橙がぼかしていた。たなびく淡い雲さえ溶かし、落日は刻々と明日へと向けて姿を消そうとしている。


「きれい」


 それ以上を言葉にできず、金網をそっと両手で掴めば、かしゃり、冷たい音が心に落ちた。


 叫びたいような、壊したいような、強い衝動が体中を支配する。

 誰かに会いたい。無性にそう思う。会いたい。抱きしめたい。泣きたい。慰めて欲しい。暴力的なその衝動は、けれど実行するには意気地が足りなかった。


 より一層持て余すことになってしまった感情に、はぁ、ともう一度息を吐く。指先を離し地平線へ背を向けると、熱いような冷たいような曖昧な全身をそっと金網へ預け、目をつむりながらずるずると座り込んだ。


 会いたい。会いたくない。会いたい。会いたい。

 そう思う時、一番最初に瞼の裏に描く人がいる。

 抱えた恋心。そしてその男は。


「おいそこのばか、頼むから屋上から飛び降りようとか考えるなよ」


 ほら、いつだってこうして都合よく登場するんだ。


「……んな事しないよ、あほう」


 うっすら瞼を押し上げて見やれば、飄々とした笑みを浮かべる愛しい男がポケットに両手を突っ込んで立っていた。

 ああ、部活終わりでメイクが崩れている上に汗臭いというのに、どうしてまた見付かってしまったのだろう。ぼんやり考えていれば、心地よい声が耳をくすぐる。


「じゃあそんな顔すんなって」

「そんな顔?」


どんな顔よと問いかければ、んーと悩んだ後で、一言。


「ナマケモノが百メートル走した後、酸素マスク欲しさによろよろしてる時の苦しそうな顔」

「ナマケモノは走らないと思う」

「そうかー?命の危機を感じた時くらいは本気を出しそうじゃんか」

「だとしても、どんな顔よ」


 呆れた顔をしてみせると、細く背の高い男は、ちぇ、と舌打ちした。日に焼けた浅黒い肌、それよりも更に深い漆黒の瞳の中に、メイの姿が映っている。


「ロウ」

「よう、ばかメイ」

「報われない恋をしてる奴に、ばか呼ばわりされたくないなー」

「おっ前さ、二人きりになるとよく喋るよな。それもっと教室でやれよ」

「できたらやってるよ。シャイなの。シャイガールなの」

「どこがだよ!ほんとお前、変な奴だよなー」

「どうせ変ですよーだ」

「はいはい」


 憎まれ口ならぽんぽん出るのに、素直な言葉は一切言えない自分に失笑し、再び目を瞑った。

 ロウが隣まで来る気配がする。かしゃり、再び冷たい金網の音。


 落日のそばで風に流される雲は、焦り急ぐ自分を見ているようで胸が痛む。だから早く日が落ちてしまえば良い。深い青が全てを飲み込む夜が、早く早く来れば良いのに。


 いつもはそう思うけれど、今日だけはもっと長く日が続けば良いと願った。

 愛しい男の隣に居る。それだけで世界は綺麗に見えた。


 ただ隣で寄り添うだけのその時間は、ひどく心地よいものだった。




*




 気付いたのは、二年生になり、葉桜が道を彩り始めた頃のこと。


 ロウに想いを告げられぬまま、進級に併せてクラスが変わった。必然的に、ロウとの距離が遠くなってしまった。

 皮肉なことに、メイはアンの恋人と同じ三組。

 ロウはアンと同じ二組。


 放課後、部活の出欠確認をする為に、アンの元へ通う日々が続いた。

 すぐに同じクラスの女子と打ち解けたらしい女は、メイの姿に気付けば寄って来る。アンの元へやって来た「ついで」にロウと話をする、自分の元へ。


 女が来た途端、ロウの雰囲気が変わる事に気付くのに、時間は掛からなかった。

 だって、自分は何時だって、ロウを見ていたから。


 柔らかな物腰で話すアン。

 それに対して少しおどけながら、いつもの調子で話を合わせるロウ。

 その目が、声が、全てを愛おしむような、そんな。



 そんな目で、アンを見ないで。

 叫ぶのを堪えるのに必死だった。



 恋人が迎えに来て、去ってゆくアン。

 恋人たちを見送るロウの、寂しさを押し込めた表情。

 自分の心に渦巻く、やるせなさ。



 不公平だ。

 どうして好きな人でさえわたしを見てくれないのに。

 アンはあんなに愛されるんだ。


 醜い嫉妬はただ、余計に自分を傷つけた。




*




 心地良さは、やがて自分を蝕む痛みになった。

 ぎりと奥歯を噛んで、それでも我慢できない。だからぽつりと言った。


「……大丈夫だよ」

「ん?」

「アンは体裁が悪いから、彼氏からの告白をオッケーしただけだもん」


 唐突に話し始めたメイを見下ろすロウは、訝しげな顔だ。その顔に向かい、メイは思い切り自嘲の笑みを浮かべて見せる。


「何言ってんだ?お前」

「だって、体育祭の打ち上げで告白されてから、半年以上待たせたんだもん。それで振ったら、一体何だったんだって話になるでしょ。告白された話は有名になってたし?」

「メイ?」


 口元を歪ませて言う。

 やめたいのに、やめられない。

 相手を貶めることでしか自分を良く見せることができない、そんな卑怯なわたしを誰か止めて。


「知ってる?デートに行く約束したって、いつも当日にドタキャンするのよ。親と出掛けるだとか、風邪ひいたとかさ。可哀想にね、アンの彼氏は本当に悲しそうな顔するんだ。一度もデートしたこと無いんだってね。それにね、知ってる?アンがいつも目で追いかけてる人間は誰か。アンが本当に好きなのは誰か。それは、」

「メイ」


 低い声が、言葉を遮る。


「なによ」

「やめろ」


 強制力を持つ、静かな言葉だった。

 怒った声だ。

 なんで。なんで怒るの。どうしてわたしばっかり怒られなくちゃいけないの。


 狡いよ。

 言ってやりたかったけれど、別の言葉が口をつく。


「わたしがどんな思いでいるのか知らないくせに!ちょっとくらい悪口言ったって良いじゃない!」


 こんなの、ただの癇癪だ。

 いやだ、嫌われたくない。嫌いにならないで。そう縋りつきそうになったけれど、これ以上みっともない姿を見せるのはもっと嫌で、黙った。

 するとロウは、まったく、と小さく言ってから、先ほどの低い声で言う。


「それ以上、自分のこと虐めんのヤメロ」


 え、と。思わず零れた。


 なんだ、バレてるじゃないか。

 ひた、隠してきたわたしの醜い姿。でも、この男はお見通しじゃないか。

 急に目が潤んで、喉がからからに渇いた。


 それでももう一度、吐き捨てるように言う。


「アンはね、夏休み中は田舎に帰るからって言って部活休んだんだ。なのに居たんだよ、見たんだよ、いつも行くカフェでお茶飲んでたんだよ。不公平じゃない。どうして嘘つきの方がみんなに好かれるの。どうして、わたしはいつも真面目にっ」


 潤んだ目から、とうとう涙が溢れる。

 嫌いだ。こんな自分大嫌いだ。


 体育座りをした膝小僧に顔を埋めた。

 本当は隣に立つ男に体重全てを預けてしまいたかったけれど、堪えて嗚咽を呑み込む。ひっく。喉の奥で変な音がして、こんな時も可愛く出来ないのかと、心底嫌になってしまった。


 不意に男の骨張った指が伸びてきて、汗の残る髪ごと頭をぐしゃぐしゃ撫でられた。

 しゃがんだ気配は無いから、きっと長い腕を伸ばしているのだろう。

 やめてよ、汗臭いんだから。辛うじて伝えるけれど、やーだ、とおどけた返事があって、指は止まらない。


 どれくらいの時間、撫でてくれていたのだろう。

 言葉がぽつりと落とされた。


「知ってるよ。おれは知ってるからさ」


 ぽん、ぽん。最後に柔らかく二回叩かれる。

 そんな優しさ要らない。欲しい気持ちは、もっと別のものなのに。


「そんなの、慰めにも、なら、ないよぉっ」


 呑み込みきれなかった涙は声を押し潰し、止め処なく制服を濡らし始めた。

 ひっく、ひっく。鳴り止まない喉を抑えられない。気付いているだろうに、隣に佇む男は黙ったままだ。


 金網の向こうの落日は、姿を消すまで背中をじんわりと焼く。

 橙の空が次第に青さを増し、藍色を纏い始めた頃、よくやく夕日は西へと沈んでいった。




*




 涙が収まった所で、ふと隣を見上げた。そこには、夕闇に染まるロウがいる。

 アンに置いてきぼりにされた時の笑顔で、こちらを見下ろしていた。


「あほう、ロウってばなんて顔してるのよ」


 なんだそりゃ、と男は噴きだし、もう一度、メイの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


「それはおれの台詞だって。顔洗えよ、電車にも乗れねぇぞ」

「分かってるよ」

「でさ、お前は自分虐めるのヤメロな。気付いてるとは思うけど、アンさんのことをそんな風に言って、傷ついてんのは自分だろ」

「……はぁい」


 よし、と吐息に乗せて言った男は、おもむろに金網を登り始めた。

 屋上全体の金網がつられてガシャガシャと鳴り、合唱のように響く。

 その様子をぼんやり眺めながら、メイは濡れてかぴかぴになった頬を冷えた両手で抑えた。


 だいぶ高い所まで登り、男は止まる。

 ただでさえ長身なのに、これでは首を痛くして見上げないと顔が見えない。立ち上がって制服のスカートについたゴミを払い、メイはロウを仰ぎ見る。


「おれは知ってるよ、ずっとアンさんを見てるから」

「ふぅん?」

「みんなが思ってるほど良い子じゃない。メイみたいな良い奴を泣かせる原因を作っちゃう子だって、ちゃんと知ってる」

「じゃあ、なんで好、」

「それはヒミツ」


 言葉を途中で遮られ、脹れ面をして見せた。

 その顔にカラカラ笑った男は、視線をメイから外した。


「それでもさ、駄目なんだなーこれが」

「……物好き」

「そ、おれ物好きなの」


 悔しくて堪らない筈なのに、メイは苦笑した。

 首まで伝った涙を手首で拭いながら、不意に思う。


 ああ、こんな奴だから愛しいんだ。


 馬鹿みたいだ。不毛な、報われない想いだというのに。

 自分はなんて馬鹿なんだ、と。思うけれど。


「なら、そんなあんたが好きなわたしも、相当物好きだね」


 会話の続きで言ってやった。


 驚く気配がする。その様子がおかしくて、メイはじっと見つめた。

 そのまま時間が少し過ぎて、空の藍色がどんどん広がっていく。


 痺れを切らしたメイは、さて、と何事も無かったように呟き、地面へ放り出していた鞄を背負った。

 そして、ぴくりともしないロウを肩越しに振り向き、微笑みながら言う。


「ほら、帰るぞあほーう」


 ゆっくりと、男はメイを見下ろした。

 かちり、音を立てて視線が合わさる。そして、飄々としたいつもの笑みが、男の顔に浮かぶから。メイは心底ほっとして、その拍子にもう一度だけほろりと涙を零したのだ。


「おう、帰るか」

「わたしお腹空いたー!駅で今川焼き食べようよ」

「ははっ、そりゃいいや!」


 ロウは思い切り柵から飛び降り、綺麗に着地した。

 ぴんと伸びた背筋が美しくて、メイはこっそりと見蕩れる。風を孕むワイシャツが、ぱたぱたと音を立てていた。


 地面に放り出していた鞄を拾い上げる男の姿に、どうしようもない愛しさを感じて、たこのできた指を伸ばしかける。けれどすぐに諦めて、引っ込めた。

 その代わりに、校舎の入り口に向かい肩を並べて歩きながら、ぽつりと呟くように伝える。


「せめてさ、これからも友達で居てよね」


 隣から、笑う気配が伝わってくる。

 恐る恐るそちらを見上げると、そこには。


「当ったり前だろ、ばーか」


 骨張った大きい手に、再び頭を捕えられる。

 そうして優しくくしゃくしゃと髪を掻き乱されながら、メイは心底安心した。

 大丈夫。まだ、踏ん張れる。



 寂しさの欠片もない笑顔が、そこに在ったから。




 できることなら、

 愛しいこいつの背中に


 抱きついて、やりたいけどね。




*




「見てなさいよちくしょう、泣いて土下座しながらちゅーさして下さいとかいつか言わせてやる」

「んー?どうしたー?」

「なんでもなーい、わたしはかぼちゃ味の今川焼きにする!」

「おれクリームー!」


 楽しげに揺れる二つの影は、夕闇の中に溶けていった。




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