NO,2【我が家へ】
基本は戒視点で進めますが<加奈side>などという風に変える事もありますご了承ください
さて隣にいる少女に迷子を無事解消してもらった事で多少ご機嫌な俺。
もうそろそろ家だっていうところで彼女が口を開いた。
「どうして?」
「ん?」
「どうして助けてくれたの?」
ふむ、当然の質問だな。
にしてもどうしてかぁ〜う〜〜ん
「俺がぶつかったせいで逃げ遅れたみたいだし相手も単純な馬鹿みたいだったから穏便に方がつくならそのほうがいっかなていう感じかな?」
俺がそういうと彼女は一瞬驚き、微笑んだ。
「優しいんですね」
優しい?俺が?言われたことがあるといえば、無愛想とかその辺だしなぁ。それに生まれてこの方一度も言われたたことのない言葉だったため
「・・・・・・・・・・・」
「あれ?私変なこと言いいました?」
「いや、別に・・・・・ただそんなこと言われたの初めてだったから・・・・」
その事を伝えると彼女はなにやら悩んでいる様子だったが、もう家とは目と鼻の先だ。
「もう着くよ?」
「え?あ、ははい」
そんなに驚かなくても・・・・・
「はい着いた」
「ここ?」
「ここだけど?」
「家族は?」
「一人暮らし」
「・・・・・・・・・・」
ま、一人暮らしで3階建ての一軒家に住んでたら驚くわな・・・・ん?
そういや彼女ドロだらけだなまぁ派手に転んだし、汗もかいてるみたいだし
「風呂でも入ってく?」
「え?なんで?」
「いやなんでってその格好見たら・・・・」
そこでようやく自分がドロだらけと気づいたらしい
「でも着替えが・・・・」
あ、そっか。なら一旦家に帰って
「どこに住んでんの?」
「え?」
「いや家どの辺かなぁ〜って思ったから」
「・・・・・・・・・・・」
もしかして地雷踏んだか?俺
「もしかして家もないとか・・・・・・」
無言でコクリとうなずく彼女
うわ最悪なケースだなコレ
「じゃとりあえず着替え貸すから入りなよ」
「ありがとうございます」
「じゃ、まぁとりあえずはいろっか」
「はい」
玄関を開け、男の一人暮らしにしては結構小奇麗なほうだと自分では思っている家に入る
「風呂はこっちで、バスタオルはここね着替えは・・・・後で適当なの持ってくるよ。じゃ」
バタン・・・・・ふぅ〜ってそうだ
「そうだ洗濯機も適当に使っておいてよ。乾燥まで自動でするから」
「あ、はい」
さて着替えは・・・・・・着ようと思って結局着ずに小っさくなったジャージがあったはずだ
え〜〜〜とあったあった。よし
「着替えここに置いとくから」
「はい。どうもすいません」
「いやじゃゆっくりしてってよ」
さてどうすっかなぁ〜身寄りもないみたいだしなぁ
まぁとりあえず飯でも作るかな。メニューはっと・・・・・炒飯でいっか
炒飯を作り始める。
まぁ20分もしないうちに出来るだろ
「よし、完成〜〜〜」
う〜む我ながら見事な出来栄え。
とそこに
「お風呂ありがとうございました〜〜」
彼女があがってきたので飯でも食おう。と言おうとして振り向くと、
「へぇ・・・・・・・・」
なかなかな、いやかなりの美少女がいた。って言うか気づくの遅いな俺
それ以前に今までまともに顔見たの今が始めてかも・・・・・
「どうかしましたか?」
「ん?いや、ジャージ大きかったみたいだね」
見惚れていたのを彼女の一言で我に帰った
「そうみたいですねってそれは?」
「ああ、昼飯だよ腹減ってるだろうと思ってな」
くるるる〜〜
こりゃまた可愛い腹の音が
たまらず噴出すと
「笑わないでくださいよ〜〜」
といいながら顔を真っ赤にして怒る彼女。て言うか顔真っ赤にしながらじゃ全然怖くないぞ
「悪い悪いじゃ食おっか?」
「はい」
嬉しそうにぱくつく彼女。そんなに腹減ってたんだなと思い、それを微笑ましく思いつつ俺も炒飯をかきこむ
「ところであの話なんだが」
と、唐突に切り出すと彼女の雰囲気が変わった。
やっぱ無理してたなこの子
「はいお話します」
しかし見上げたときの彼女の目は真っ直ぐにこちらを見ていた
なかなか面白い話が聞けそうだな・・・・・・・・
はい第2話です執筆するのには結構時間かかりますね〜これからも頑張ってきたいと思います