六話 もう1人は不法侵入!?
お昼過ぎの魔法の森には少女が1人…
痛…水の中に落ちた筈なのに周りは土と木。
えー…めんどくさいな、森の中は迷いやすいし…
あ、茸見っけ!毒々しいな…じゃなくて、家に早いこと帰ろう。
「うわっ…なんだ、蛇か…え、蛇?噛まれる?嫌だッ!」
噛まれたら嫌なのでそそくさとその場から逃げる。
あれ?ここどこ?夢中になって走り回ってた…
ヤバいなー…日没までには帰らないと怒られる…
おぉ!?家見っけ!蔦に囲まれてるし空き家だね…多分
ガチャリ…キィー……
うわ、軽いドアなのに重そうな音が…
「失礼しまーす…」
…物はいっぱいあってごちゃごちゃしてるけど…一夜過ごすだけだし、良いよね!
「ケホッ…埃だらけ」
よし、換気だ!窓を開けてーっと
開かない…じゃあ換気はなしで!
うわ、なにこの本の表紙…魔方陣?中2病なのかな?(笑)
よし、見てやろう!……英語…?わあ中2病こじらせたんだー
あ、こっちは植物についてかな!文字は読めないけど挿し絵がそうだし。
ガチャリ……バタン!
え?ひ…人?閉められたよ!ごめんなさい!
ガチャッ!
「だ、誰だお前!」
「す、すいません…空き家と思って…」
金髪に魔女帽、黒と白を基調にしたの服を着た女の人…いや、少女?…が居た