15:グレートハーレムを
嘘じゃ無いけど騙しているかもしれない。
「光栄ですよ、陛下」
「私まだ、ファウストさんに付いて行くとは言っていませんから」
「構いませんよ、奇跡の一端を御覧に入れましょう」
まもなく夕暮れでも、墓を暴くには早過ぎる。けれどこの錬金術師……“悪魔使い”なら、偽装くらいは朝飯前。ルベカは宿から錬金術師を連れ出して、目的の墓地へと赴いた。
「ついでに貴方の話を聞かせて頂けます、おじ様? 唯墓を掘り返すのは暇でしょう?」
「何、そんなもの。悪魔にさせれば良いのです。その間我々は優雅に語らいましょう」
「くそー! お前等覚えてろ!!」
ざっくざっくと墓を掘る、悪魔は涙を浮かべて男に吠えた。小さな角を生やした少女は赤い外套を羽織っており、かなり人目を引く格好だが……他の者には見えていないようである。悪魔が使った魔法は、姿を消す魔法らしい。
「驚いたわ。墓暴きには魔法を使わないのね」
「あれは極力魔力を温存しておきたいのでしょうな。はっはっは! 私にこき使われて消耗が激しいですから」
「解ってんならいい加減魂寄越せクソファウストの旦那!! もう二十四年経っただろうが!!」
「それはヨハネスとのことか? それともゲオルグ? イェルクだったか? 何にせよ、今の私はしがない“ハンス”だよ。まだ二十四年は経っていないな。今年のあの日が来るまでは。そろそろ新しい体と名前を探すか。いやその前に、この悲劇は収束に向かうと信じたいものですな」
「“ハンス”……?」
悪魔から恨み言を受け、それを揶揄する男。男が語った名の一つは――……ルベカが葬儀屋で耳にしたもの。
「貴方が二十四年前この街で、行方不明になった男の子――……? でも貴方はもっと前から生きているようなことを」
「何、簡単なことです。若返りの薬をね、作る方法を知っているのですよ。まぁ、それもこの悪魔から得た物です」
“あれ”を追うには時間が幾らあっても足りないと、男は笑いながら答える。今更この男が何を言っても驚かないが、平然と語られる魔術的な出来事にルベカは唯々呆れてしまう。ファウストの言葉が事実なら、今墓を掘り返している悪魔が少々哀れに思えた。
「そうやって何度大人になったか解りませんが、二十四年前――……私は、私のヘレネを見つけたのです。かつて愛した女性とよく似た姿の少女をね」
「その人が……“マルガレーテ”、さん? それに、貴方の復讐は……最初の貴方の頃から続いているの?」
「ええ。しかし。私は彼女に出会い……復讐を諦め、生を終えても良いと思えた。そんな私を嘲笑うよう、奴は――……彼女を使い魔にした」
男がそこまで言い切った後、「終わったぞ!」と悪魔がスコップを投げ出した。日は傾き落ちていて、スコップの代わりに悪魔が手にしたカンテラで……穴の底を照らし出す。中には漆黒の棺があった。「開けろ」という男の命に、舌打ちながら悪魔が応じる。重い音を立て開かれた棺――……その内側には。
「使い魔の亡骸は、滅びない。使い魔は、魂だけではない。身も心も全てが……奴の物なのだ。奴が滅びぬ限り、亡骸さえ……主の御許へ行けないのだよ」
「か、空っぽじゃない! どういうこと!?」
男の言葉と棺の中身が一致していない。もったい付けてこれはなんだとルベカは憤慨する。そんな此方の反応を、男と悪魔は愉快と笑う。先程まで険悪だったふたりが、悪巧みをする時は気持ちが悪いくらい息が合っていた。
「これが人間の面白い所でね。解釈の違いで如何様にもにもなる。呪われし運命! 神に拒まれた悲劇の少女が、見方によっては主の寵愛を受けた奇跡に映る。彼女の亡骸は、早い段階で盗み出されていたよ。何処かの好事家か、信仰深い宗教狂いか、奇跡売りの商人か。はたまた……私と同じような輩か。酷いものさ。燃えなくても切断は出来るようでね。バラバラにされてそれぞれ売り払われたと聞いている。すり潰されて薬にされた部位もあるらしい」
腐らない、燃やせない死体。呪われた肉体は、人の好奇心を煽った。思い人の亡骸が今どこにあるのか。ファウストは探し取り戻し、何処か安全な場所に葬ることをしないのか? 死して尚、愛しい人の肉体が見世物になり世を彷徨っているなんて。私ならきっと耐えられない。顔も知らない少女にファイデを重ね、ルベカは腹を立てた。
「何で好きだった人がそんな扱いを受けているのに、貴方はそんなことが言えるのよ。信じられないわ!」
「悲しいは悲しいが、二十四年も過ぎればこうもなろう? 私が本来愛していた人ではないからね。彼女のおかげで私は復讐を思い出せたと言うわけさ。そういう意味では深く感謝しているよ」
「貴方、悪魔と付き合う内に……性格悪くなったんじゃ無いの?」
「いや。昔からファウストの旦那は無駄に頭の良いだけのろくでなしだぜ。覚えてないのか?」
悪魔の所為にするなと悪魔から苦情が来る。何という男だ。話していて頭が痛くなる。人を馬鹿にする態度はあの道化師のよう。憎み嫌い追いかける内、彼に影響を受けたとしか思えないが。悪魔メフィスの言うように……元々の性格が良くない可能性も大いにある。
「マルガレーテに関して言えば、私より……ボニー君の方がご執心だったのかもしれないね。だからこそ面白かった。彼女を想う彼から、彼女を私の物にするのは」
「最低過ぎて何処から非難すればいいのか解らないわ」
「それでも報いはあるもので、そんな私からあの道化が彼女を掠め取って行った訳だ」
「刑事さんが貴方を嫌う理由がよぉくわかりました……」
この男は、マルガレーテが死んだ後に彼女がどうでも良くなったのだ。失った人の代わりによく似た人を愛したけれど……彼女はその人自身では無い。本来の思い人は、高飛車ピエロに殺された。つまり使い魔にはならず食料として食われて消えた。悪魔に靡き、使い魔に堕ちた代替品の恋人は…………その時点で代替品の価値を失う。ファウストは、自分が裏切られたと思っているのだ。だから、偽の恋人への愛が瞬く間に消えてしまった。
(刑事さんが哀れだわ……)
刑事とマルガレーテに一体何があったのか。この男に訊ねても、後味の悪い話を聞かされて終いだろうとルベカは思い、訊ねることを取りやめた。
「でも、レッド刑事も不思議なことを言っていたわ。あんなに大勢の遺族の霊……全てが生前からの顔見知りなら、どうして彼だけ今も生き続けているのかしら? 彼はずっと後世の人でもう亡くなった方を探し歩いたと言うこと?」
「彼は……そうだね。まぁ、人間ではないからねぇ」
「人間じゃ、ない……ですって?」
「ああ。私も其の昔……奴を追うのに疲れたことがあってね」
またこの男が元凶か? 疑いの視線を向けると、男は失敬なと口にして――……やはりろくでもない話を続けた。
*
ボーンヤードの基板を作り上げたのは、ろくでもない男だった。男は自分の手足となる機関を必要とし、悪魔を使い上の者の心を動かした。
(“ファウスト”……)
あの男はどんな組織にでもあっという間に入り込み、人の心を変貌させる。文句を言ってもせせら笑ってお決まりの台詞。“何をしようと歴史は変わらないのだ”と。
「私がやらなくとも、ボーンヤードは出来ていた。唯、私の邪魔をされては困るのでね。ほんの少し仕事をしやすくしただけさ、レッド君?」
道化には貴族も手を焼いていた。下々の子が攫われるくらいなら看過できよう。しかし高貴な血を継ぐ子らが惨めに殺されることは耐えられなかった。なんとしても高飛車ピエロを討伐せよと……貴族は口々に王を非難した。
「そこで君が作られたわけだが、少しは生みの親を敬ったらどうだね?」
「黙れ」
錬金術で作られた、心も魂も持たない器。魂がないのだから、魂を喰らう悪魔と戦うには打って付け。老いず滅びぬ肉体は、使い魔の亡骸を材料に作られた。
一国を呪い滅ぼさんとする一匹の夢魔。その討伐のために作られた俺は……目的を果たした瞬間に滅びる。
「取り逃がしただと!? この欠陥品が!! お前が無能なために、余が奴らに何と言われているか知っておるのか!?」
当然仕事は全力で行う。その結果、自分が終わるとしても。疑問の余地は無い。そのために作られた物だから。悲しいと感じる機能も俺にはないのだ。無能と罵られ虐げられても別段何も思わない。
「給料分以上に働け、王家の犬め!!」
「頼む! お前だけが希望なのだ!! どうかあの子を……!!」
「ああああああ……! せめて仇を!! 我が子を殺した奴に、それ以上の報いを与えてやってくれボニーっ!!」
最初は呪いの言葉。それが次第に嘆きに、懇願へと変わる。人間とは理解しがたい。死して尚、人間達は俺の傍へと纏わり付いた。復讐を果たさねば、恨み未練に苛まれ……生まれ変わることも出来ないのだと。
事件を追い、現実の犯人を幾ら捕らえども……高飛車ピエロは倒れない。嘆きが重なり霊は増え、時は流れ……俺が何者か知るものも少なくなった。ファウストの触れ込みで、俺は代々ボーンヤードで働く一族の者とされ、定期的に名前を変えていた。そして二十五年前……俺は一人の少女に出会う。
「助けてくれてありがとう、刑事さん」
あの子が。マルガレーテが初めてだ。殺される前に、攫われた被害者を救出できたのは。
助けられた恩からか、俺に親しみを覚えた彼女は……ボーンヤードを頻繁に訪れた。追い返しても、署の外で……俺の帰りを待っている。
「今日もお姫様がお待ちだぞ? そんな顔していないでさっさと行ってやれ」
「随分懐かれたな。あの子はもう十三歳だってさ! 良かったなぁボニー? 嫁さんに貰ったらどうだい? そうすりゃボーンヤードも安泰だ!」
署内からも笑い物になるくらい、彼女のことは知れ渡っていた。理解できない。何故仕事をしただけで懐かれるのだ? 慕われるために助けたのではない。俺は事件の解決のため作られたからそうしただけだ。
少女に振り回される日々はしばらく続いた。俺も最初は邪険にしていたが、彼女に接する内に……俺は多くの感情を教えられていく。
「もう遅い……送って行こう」
「大丈夫よ! 二回も攫われたりしないわよ!」
「奴以外にも、ろくでもない輩は大勢居る」
「それでもまた、貴方が助けてくれるんでしょう?」
マルガレーテは俺にまた、助けられたいらしい。危ないことはするなと言っても聞く耳を持たない。彼女を止めるためには何と言えば良い? あの頃の俺では、まだその答えが見つけられなかった。
「あ、ハンス!」
「遅いから、おばさん心配してたよマギー?」
「紹介するわねボニー! この子はハンス。ちょっと前にうちの近くに越してきたのよ。私の弟分ね」
彼女に紹介された少年を、俺はよく知っていた。何の嫌がらせか。その頃になって理解したが、俺は怒りという感情だけをこの創造主から賜った。
名を変え姿を縮め、別人として生を送るファウスト。あいつは俺をからかうために、マルガレーテに近付いた。嗚呼、それどころか!!
「面白いなぁ、なぁレッド? 悪魔の惚れ薬を使えば少女もあっという間に女に変わる。君への淡い想いは何処へ行ってしまったのだろうね?」
あいつが現れたのを境に、彼女は顔を出さなくなった。街を仲睦まじく歩く姿を時折見かけた。それどころか、婚姻を前に彼女が子を宿したとまで耳にして……俺はあの男が許せなくなる。
「何のつもりだ貴様っ!! お前のような者と関われば、あの子は不幸になるっ!! あの子を幸せにするつもりがあるのか!?」
「美しい娘じゃないか。愛しているとも! まぁ……愛しい我が子がもっと真剣に働けるようにと発破を掛けた意味もあるのだよ。魂がなくとも、心が無ければ。お前にはまだまだ足りないものがある。愛しい人を失わなければ。奴と同じ痛みを知らなければ、お前にあれは殺せない」
俺に足りない物を備えさせるため、試練だと聞かされても心は安らがない。これまでならば他人がどうなろうと、なんとも感じなかった俺が。何故悔しい? 何故苦しい? 何故俺は……悲しむのだ。
「安心し給え。“物語が変わろうと、歴史は変わらない”。私は本来こんなに長く生きてはいなかったのだから、この時代に私の子が生まれたらおかしいのだよ……だから子など生まれはしない。どうせ死産になるだろうよ」
マルガレーテは子を産む前に、自害した。道化が再び現れて、彼女を死へ誘ったのだ。
「ファウスト!! 何故邪魔をしたっ!! お前が邪魔をしなければっ、彼女の仇は討てていたっ!!!!」
「解らないのかね? 遊ばれていたのだよ我々は。まだ終わらない……まだ、足りないのだ。奴に一杯食わされた……彼女は“あの人”ではなかった。役者が揃わずして、この晩餐は終われない。私は過去へ行き、本物の女王を探して来なければ」
魂は食われ、残されたのは死体だけ。美しいままの彼女の亡骸は……人間の手で破壊された。堕落し悪徳に身を委ねた娘が、聖者であるはずがない。
生きている人間は、俺の味方では無い。俺の痛みを理解するのは、死んでしまった人間だけだ。愛する者を殺されて、無念のまま時の凱旋に刈られた亡霊達よ。お前達は俺なのだ。俺はお前達なのだ。
(他の誰にも譲るものか。殺してやる……必ず、俺の手で!)
墓地にさえ、彼女の安寧は無く……墓参りにも意味が無い。弔いは、道化を消すことでしか果たせないのだ。復讐に囚われた俺を見て、亡霊達は喜んだ。同じ痛みを知ったのだ。ようやくあいつを殺すことが出来るだろうと俺を信じて。
女王の魂を持った人間が現れるまで、すべては奴にはお遊びなのだ。自分が滅びることが無いように、全てを使い魔に実行させる。討ったつもりで討てるのは、身代わりとなった使い魔だけ。奴を完全に滅ぼせるのは、奴が愛した女王だけ。
(何処だ……どこに居る)
事件を追いかけ続ければ、いつか見つけられるだろうか? 女王の顔と魂を見て来たファウストとは、あれ以来顔を合わせていない。今度こそ死んだか、殺されたか……俺を馬鹿にして秘密を隠しているのか。あの男も道化と同じ、探そうとして見つかる奴では無い。来るなと思ったときにやって来る外道共。
「……“この時間”はよく人に会うな。またかお嬢ちゃん」
嗚呼マルガレーテ。その顔で再び俺の前に現れるな。“ミディア”というその娘は、マルガレーテとよく似た面立ちで俺の前に佇んでいた。
「レッド刑事……貴方とお話ししたいことがあります」
欠けた魂の少女に俺は我が目を疑った。吐き戻された彼女じゃないのか? 彼女の魂が、微かに残っていたんじゃ無いのか? そんな夢のような期待も、またあの男の介入で……裏切られることになる。
(ファウスト……何故俺を、苦しめる)
俺は……あの男と、同じ目に遭っている。愛した人と同じ姿の者を前に、選択を迫られている。過去のための復讐か。復讐の道具として、この少女を利用するか。それとも――……。亡霊の声も過去の痛みも放り捨て、今居るこの子を守るべきかを。
*
「本当に……つくづく貴方って人は。心情的には絶対に手を組みたくないわね」
もはや敬語を使う気にもなれない。ルベカは男から数歩距離を取る。
「それでも貴女は私と共に来ることでしょう。ボニー君は使い魔を滅ぼす力を持っている。私は使い魔を救う力を持っている」
話を聞けば聞くほど協力する気が失せていく。それでもこの男の知識と力は魅力があった。
「死者の復活に必要なのは、ある意味で肉体。ある意味で魂。条件を満たした両者が揃い、ようやく蘇生は行えるものなのです。“ミディア”の時は、条件を満たしていた。死んで魂が離れたばかりの肉体に、違う魂を宿らせる。本来の持ち主……その魂を贄として」
「彼らの体は壊れましたが、二人分の肉体の、無事な部位を組み合わせれば一人分にはなりましょう。解りますねご聡明な陛下? 私は貴女かあの娘のどちらかが、ボニーに付いても構わないのですよ。蘇生させられるのは一人だけ、ですからね?」
次の使い魔を待つまで、また二十四年。その前にもう一人は飽きられ食われてしまう。そうなれば魂は消え、蘇生は不可能。ソルディかファイデか。どちらか一人しか救えない。
“私なら奴に囚われた二人を救う方法がある”
男が昨晩口にしたこと。“嘘”ではない。二人は救える。片側を選ばなければもう一方が救われる。その反対。それぞれに、どちらか一人を救うための術がある。二人一緒に救えるとは、男は口にしなかった。
「…………協力するしないに関係なく、それはソルディにしてあげて」
「ほぉ……それはそれは、なんとも意外な回答で」
ミディアを裏切り我欲に走れ。誘惑の言葉をその場で突っ返し、ルベカは答える。
「私はあいつと賭けをした。あいつも悪魔よ、嘘だけは吐かない。大事なファイデ君のことは私が自分の手で助ける。貴方なんかの力は借りない」
「貴女は彼女のことも、あれのこともどうでも良いのでは? 愛しい人……彼だけが救えればそれで良いではないですか? 今の貴女は唯の小娘なのですよ? 守るべき国も身分も血もないでしょうに」
「……私が、馬鹿だったのよ」
男に指摘されたことは、数日前までの自分のことだ。愛しい人さえ手に入るなら、他はどうなっても構わないと……本気でそう思っていたから。彼を死へ追いやったのは、私のそういう醜い心であったのだ。
復讐に取り憑かれた彼を前に、本気で彼女の死を悼めたら。生前から彼女と歩み寄ろうと出来たなら。彼が使い魔になることだって避けられた。全ては私の罪だった。
「考えなくても当たり前のことよね。ソルディがいなきゃ。ソルディが笑っていなきゃ……ファイデ君は喜ばないのよ。私が、どう……じゃないの。私が幸せでも、それは彼の幸せじゃない」
ソルディのいない所に蘇っても、彼は以前のような笑顔を作れない。私が大好きだった彼の心を殺してしまう。そんなことはしたくない。
「“私はあいつと賭けをした”……ファイデ君を思い続けることを。思った結果がそれなのよ。大事なことを他人に丸投げするのは、愛を捨てるようなものじゃない」
「…………そうですか、それは良い」
ルベカの答えに、錬金術師は両手を叩いて喜んだ。何がそんなにおかしいのか。また馬鹿にされているのかと憤慨するも、男は臣下の礼を取る。
「血も身分も無くした陛下。それでも貴女は、誇りを持っておいでだ。……くくく、私は新たな名を考えずに済みそうで何よりですよ」
マルガレーテ(Margarethe)のアナグラムの日本語翻訳で一番パンチが効いていたのがこのサブタイでした。




