表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

1話 死んだ同級生


 その日、目の前で同級生が死んだ。


 居眠り運転のトラックが信号を無視して歩道に突っ込んできた。

 その時に巻き込まれたのがクラスメイトの同級生だ。

 彼女とは会話をした事も目を合わした事もなかったが、美人で可愛い事で有名だったから自然と認識していた。

 彼女の名前は西条灯火(さいじょうとうか)

 ボクと同じ双月(ふたつき)高校に通う1年生。

 SNSや動画配信などの活動を行っているらしく、最近ではテレビにも出演する事が増えていたらしい。

 そんな平凡なボクと違って煌びやかな人生を送っていた筈の彼女は今日、ボクの目の前で儚くも命を落とした。




 ◇ ◆ ◇ ◆


 「おはよう」


 翌日、クラスでは友人も少なく挨拶を交わす相手もいないボクにクラスメイトの1人が挨拶をしてきた。

 彼女の名前は西条灯火。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。

 死んだ筈の人間が当たり前のように目の前で挨拶をしてきたものだから脳の処理が追い付かずフリーズする。


 「大杉平治(おおすぎへいじ)くん、だよね? 急でゴメンなんだけど今日のお昼一緒にご飯でも食べない?」


 その日、教室ないで今までにないどよめきの声が湧き上がった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ