平凡なボクが選ばれた
その日、同級生が死んだ・・・はずだった。
死んだ彼女は何故か翌日になると何事もなかったかのように生き返って普段通りの生活をしている。
どうやら彼女は『死に戻り』となる能力を神様から譲渡されたらしく、命を落としても翌日になれば死んだことが夢だったようになかった事になるらしい。
彼女が死んだ事を覚えているのはボク、大杉平治と死んだ本人の西条灯火だけ。
そんな非現実的な能力『死に戻り』を手に入れた西条だが、1つ悩みがある。
それは『死に戻り』を使用する度に自分が死ぬ回数が増えてきているという事。
彼女は死んでしまう現実から逃げ延びる為、自分が死んだ事を覚えている人間を探していたという。
そこで選ばれたのがボクだった。
彼女を死の運命から助ける為、対策を練る事になるのだが・・・。