表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ドライブレコーダー

作者: 麦酒

二人「ドライブレコーダー」


ボケ1「ドライブレコーダーを取り付けたって言ってたよな、どうだ調子?やっぱり取り付けたら煽られなくなった?」

ボケ2「いや煽られるぞ、むしろ増えたな」

ボケ1「は?マジでかっ!」

ボケ2「前は後ろからハイビームの車にベタずけされるだけだったのだが、取り付けてからは、リアウインドウにベタベタと手形を付けられるようになってな」

ボケ1「おいおいマジか」

ボケ2「それも真っ赤な塗料でだ」

ボケ1「うわぁ↓迷惑な奴っているもんだな……一瞬心霊現象かと思ったわ」

ボケ2「おいおい怖い話するなよ、俺は幽霊とか本当に駄目なんだから」

ボケ1「ははっ悪い悪い、でもどうやって手形付けてるんだ?横に並ばれても付けられないだろ?」

ボケ2「ああそれな、簡単だよ……自分の足で走って煽って来る奴がいるからだよ」

ボケ1「え?お前そんなにトロトロ運転してるのか?」

ボケ2「違う違う、高速道路を80キロで走ってたら、後ろから婆ちゃんが追い掛けて来たんだよ」

ボケ1「お婆ちゃん足はえー」

ボケ2「いやー、婆ちゃんに煽られるのは初体験だったけど、滅茶苦茶ビビったわ」

ボケ1「ぷぷぷっ、お婆ちゃん煽られてビビるとか、ダセー」

ボケ2「うるせー……そして追い抜かれて、気付いたら手形が付いてた」

ボケ1「おまっ、追い抜かれるなよwどんだけ下手くそ運転なんだよ」

ボケ2「いや、あの婆ちゃんが速かったんだって!都市伝説のターボ婆ちゃんって、きっとあの婆ちゃんが原因だぞ」

ボケ1「はいはい、言い訳おつ」


ボケ2「まーいい、それだけだったらまだ笑い話になったんだけど……この前なんか、トンネル入った瞬間にフロントガラスに飛び付いて来た女がいてよ」

ボケ1「おいおい走行中に飛び乗って来たのかよ、危ねーなおい」

ボケ2「流石に洒落にならないから警察にSDカード持って行ったんだが……」

ボケ1「何で言い淀んだ……まさか」

ボケ2「何故か悲鳴を上げられてから、塩撒かれて追い出された」

ボケ1「マジかー、警察仕事しろよー、カツ丼くらい出せよー!」

ボケ2「一応SDカードのコピーは置いてきたけど……それ以来何回行っても、毎回神主呼んでお祭りしてて取り合ってくれないんだよ」

ボケ1「警察の腐敗もそこまで来たか、何となく違う気もしないでもないけど最低だな…………もう弁護士に依頼しろよ、SDカードのコピーを送って相談してみたらどうだ」

ボケ2「そうだな、コピーを大量に送りまくって、良さそうな所を探してみるよ」


ボケ2「それにしても最近のドライブレコーダーってハイテクなんだな」

ボケ1「へーそうなのか?」

ボケ2「知ってるか?SDカードだけでも録画が再生されるんだぞ」

ボケ1「あー、パソコンとかに繋げたらだろ?それくらい普通だろ」

ボケ2「いや、カードだけでだ……それも空中に立体映像でだぞ(自慢気)」

ボケ1「マジか!スゲー技術だな、初音ミク越えてるぞ」

ボケ2「ただ夜中に突然再生された時はビビったな、トンネルで飛び乗って来た女が再生されて一瞬本物かと思ったよ……まぁ、触ってもスカスカだったから、すぐに映像だと分かったんだけどな」

ボケ1「……触ろうとしたのか」

ボケ2「男なら触るだろ?長い黒髪が綺麗な色白美人だったんだぞ」

ボケ1「うむ、違うそういう意味じゃないって思いが何故か沸きだしたが、男なら触るな、間違いなく触る!」

ボケ2「なんなら見てみるか?最近はずっと俺の車の助手席に投影されてるから、乗れば見れるぞ」

ボケ1「おうっ乗る乗る、本能が危険を察してるけど、そういう最新技術大好きだから是非見せてくれ!」

ボケ2「なんならドライブがてら同じドライブレコーダー買いに行くか?買うなら買った店紹介するけど」

ボケ1「マジで買う買う!死んだじいちゃんが一瞬見えて、絶対に止めろって叫んでたけど、買う買う!どこで買ったんだ?」

ボケ2「青山霊園」


二人「ありがとーございましたー」


※作者は警察に恨みはございません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ