つまりはくすぐり、それも立派なニャン法ですけど何か?の巻
「もう!お兄ニャンってばふざけてばっかり。」
そんなに怒らないで、ニャニャ。
仕方がありません。お兄ニャンというものはふざけてばかりいるものなのです。
呆れたニャニャは、ひとっ走り行って、ネズミーランドからネズミのお殿様を捕まえて来ました。
なんとも頼りになる妹です。
「ネズミのお殿様!鍵をこっちに渡してもらおうか!」
「チュ~!またお前達か~!うまく騙せたと思ったのに……!」
「やっぱり騙したんだな~!」
やっぱり、ネズミのお殿様はうまくごまかして、鍵を渡さないつもりでした。
「今度こそ鍵を渡してもらう!行くぞ!!」
「ニャン法!ちょこの術!!」
「ちょこちょこちょこちょこちょこちょ~!」
ニャニャンはそう言ってネズミのお殿様をくすぐりました。
ニャン法ちょこの術は、ちょこと何回も繰り返して言っているうちに、こちょこちょになっているという、つまりはくすぐりの術である。
「ヂュ~!ま、待ってくれ!!」
ネズミのお殿様は、ニャニャンに鍵のありかのヒントを出しました。
「1~10のどこかに、鍵は隠した。」
ネズミのお殿様は飾ってあった地図の番号を指差しました。
「日が暮れるまでに、見つける事ができたら、その鍵をニャニャンにやろう。」
しかし、地図はあちこちに番号がふってあります。とても日が暮れるまでに全部をまわる事はできません。
少し考えたニャニャは、ネズミのお殿様をくすぐり始めました。
「こちょこちょこちょこちょ~!」
「ヂュ~!ど、どうして?ヒント出したのに~!」
「何番なの?」
「それは言えぬ!」
答えないネズミのお殿様に、ニャニャは、やめたこちょこちょをまた始めました。
「ヂュ~!」
「どこなの?」
「ヂュ~!」
「どこ?」
「ヂュ~!」
すると、ニャニャはくすぐりを止めてニャニャンの2匹に言いました。
「10だって。」
「そうだったのか~!」
「じゃあ、すぐにこの地図の10の場所に急ごう!!」
こうして、3匹は10の指し示す山へ行く事になりました。




