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勇者誕生


世界の危機、若者を集め選ばれし勇者を決めよ。


世界は広い。


霊王、獣王、竜王、聖王がいる中で。

もっとも地位の高い聖王から世界に危機が伝えられた。


ー勇者を見つけよ。世界を救いし救世主を…ー


闇に染まりし国の拡大。それは魔王の誕生である。


代表を集め勇者と共に世界を救え。



人間の王の居城

グライレバンー


そこでは硬い岩に突き刺さる聖剣。


引き抜いた者が勇者だと言われ多くの人々が集まり、自分が勇者だと自信満々に男女問わず引き抜くことに奮闘していた。


「またも、有力な候補が抜けませんでした…」


「はぁ…、聖王になんと伝えれば…勇者様と共に旅をする者たちは揃っているというのに…竜王、獣王、聖王とそれぞれの国から名高る強者が集まってくれているのに…聖剣が誰一人引き抜けないとは…」


「まだ聖王が定めた、魔王復活の日までは時間があります、きっと…見つかりますから…」


宰相が王を励ます


しかし、次第に引き抜こうとするものも居なくなり聖剣の周りには誰も訪れなくなった。


魔王が復活してもそれは変わらなかった。


勇者探しをしてから半年後…魔王の進行が続きいくつもの国や街が闇に飲まれた。


そんなある日のこと似てない姉妹が興味本位で聖剣の元に訪れた…。


「お姉ちゃん、こっちこっち!!」


「ちょっとレティシア、待ってよ、そっちは聖剣の間だよ、勝手に入ったら…」


「うわー、これが聖剣…ねぇ、お姉ちゃん、触ってみようよ」


「だめよ、そんな事したら怒られってレティシア!!」


姉のクリスティアと妹レティシア。


彼女達は本当と姉妹ではない。


異父姉妹。


姉のクリスティアの父は竜王の親族だった。


自然と彼女は人間と竜族のハーフとなる。


世界においてハーフは異形。

迫害対象でもある。


まだ15の彼女はハーフであることは知らなかった。


そして、姉妹は聖剣に触れた…。

そう、抜けてしまったのだ。


抜けてからは大騒ぎ。


国を挙げて勇者の誕生が喜ばれた。


「聖剣がついに抜けたらしいぞ!」


「勇者様の誕生だ。これで世界は救われる!!」


しかし、勇者は2人ではと自然的に姉クリスティアがそうされた。


レティシアはなりたがったがまだ若いからと許可されず。


姉を妬むようになった。


「どうしてお姉ちゃんだけなの?!先に聖剣触れたのは私なのに。」


「レティシア、お前はまだ10歳旅に出るには危険すぎるんだよ」


「どうして、どうして!!」


父になだめられるレティシアを家に残し、

王の元に呼ばれ、

勇者クリスティアとその仲間である選ばれし7人が揃う。


竜族騎士 ジェイク

獣戦士 ガイン

賢者 サリホン

魔導師 シグル

シスター ミレイア

狩人 カリマ

盗賊 ダク


彼らは成人した立派な大人でありまだ未成年のクリスティアの支えとなり共に戦えと王に言われるのだった。


「初めまして勇者殿。私は賢者サリホン、年老いた師の代わりに召集された者です。他の者の紹介もしましょう、彼は魔導師のシグル、彼女はシスターの…」


「ミレイア、妹さんと友人だから知っているわ。」


「俺は盗賊…ダク。ドワーフは初めて見たって感じだな、となるとエルフもか?」


「エルフ族の狩人カリマ。以後お見知りおきを…」


各々の自己紹介をされてクリスティアは『よろしくお願いします』と返す。


馬車に乗り込み、サリホンが馬を操り、クリスティアやシグル、ミレイア、カリマ、ダクは荷台に、ジェイクとガインは警戒をしながら城を出発するのだった。


馬車の中でどこか視線感じて外を見れば、竜騎士ジェイクと視線が合う。


彼は見ていた事気付かれたのに気まずかったのか視線をずらすのだった。






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