表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

修行

#2

父さんに聞いたことだが、かつて世界は1億人もの人口を有していた。しかし、100年ほど前に魔物と呼ばれる存在が現れ、人々は次々と殺され、人口は1000万人にまで減少した。危機を感じた人類は大規模な5つの都市(アクラ、オスロ、エルシャ、モロニ、セルビア)を築いた。そこを拠点とした反撃を開始した。


ハンターという職業が生まれ、それに伴い、ハンターの武器、装備を作る鍛治職人など様々な仕事ができ、ハンターに関連した市場は一気に発展した。人類は、ハンターの登場によって人口の減少を食い止めることに成功した。


俺は10歳になった。実のところ毎日が楽しく充実していた。


「ユリアス、あなたは弱い人を助ける立派な大人になるのよ。おかあさんはね、あなたがそうなることを信じてるわ。」


母さんはいつも暖かく見守り、俺が立派に育つことを願っていた。


「ユリアス、少し話があるこっちに来なさい。」

「どうしたの、父さん。」

「父さんと母さんがハンターであることは知っているだろう。」

「うん、知ってるよ。」

「代々、ハンターの子孫はハンターにならなきゃならない。決まりだからな。だからこれからハンター試験を受けられる年、15歳まで5年間俺の元で修行をしてもらう。わかったな?」

まじかよ、5年もやんの?超だるいんですけど、、、。

「ハンターはな、モテるぞ!こんな見てくれの父さんも当時多くの女に近寄られたものだ。グハ、グハハハハハ!!!!」

なっなに!!モテるだと、、、。これはチャチャチャンッス!

「僕、ハンターになれるように頑張るよ。」

ウヒ、ウヒヒヒー!!!!


このときをどれほど待ちわびたか10年我慢した甲斐があった。ハンターとやらになってやろーじゃないか。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ