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ウオーター  作者: 竹仲法順
73/83

第73話

     73

 その日も午後五時に一日の仕事を終えて、キッチンで夕食を作り、取る。そしてゆっくりし始めた。疲れている。暑さで参っていた。もうすぐ夏も終わりに近いのだが……。食事後、入浴して汗を流す。そして眠前まで読書した。本を読みながら、寛ぐ。

 午後十一時にはベッドに潜り込み、眠った。すぐに寝入ったのだが、夜間目が覚める。トイレで用を足し、二度寝してから、また午前七時に起き出す。今日は仕事が休みだ。余計なことを考える必要はない。洗面所に行き、水を出して顔を洗う。髭を剃り、髪を整えてから、キッチンへと向かった。コーヒーを一杯淹れて飲みながら、ヨーグルトを食べて、朝食を済ませる。

 パソコンを立ち上げて、ネットに繋ぎ、ニュースを見た。確かに世の中の情勢を把握できてない自分がいる。だが、トレンドなど常に入れ替わるのだ。流行遅れでも、そう気に掛けてない。別に流行り廃りなど、掃いて捨てるぐらいあるのだし……。

 午前中パソコンでいろいろ見た後、午後からは読書する。目を酷使していて、幾分疲労があった。まあ、慣れている。ネットを見るにしても、本を読むにしても、目を使わないことはない。それに休日だけでなく、平日もずっと部屋にいる。外で遊ぶ金は要らなくても、自宅での生活を維持するために必要な電気代やガス代などが、普通の人よりも余計に掛かってしまう。もちろん、それらを支払っても俺の手元には金が残るのだが……。

 ゆっくりし続けた。せっかくの休みなので。それにまた、明日から通常通り仕事なのだし……。いろいろある。言わずもがなで実家のクソオヤジなど、絵に描いたように典型的なアル中だったから、とうの昔に見捨てた。ああ、勝手にしろといった感じで。二度と関わりたくないのだし……。(以下次号)

 


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