表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウオーター  作者: 竹仲法順
67/83

第67話

     67

 読書しながら、寛ぐ。午後五時を回る頃に、キッチンで夕食を作った。食べながら、一日が終わっていくのを感じる。休日はどうしてもだるい。まだ休みはあるのだが、忙しい日常に戻った方が返ってよかった。まあ、普段味わえないぐらい、たくさんの活字を追っているのだけれど……。

 入浴し、汗を流した後、また本を開いて読み進める。午後十一時になり、安定剤を一錠飲んでベッドに潜り込んだ。眠る。朝までに何度か目が覚め、トイレで用を足して二度寝した。夏の夜は長時間眠れない。どうしても、暑さで中途覚醒してしまう。

 翌朝、午前七時に起き出して、洗面所へと歩いていく。蛇口を捻って、水を出した。無色透明の普通の水が出る。洗顔して歯を磨き、髭を剃って、髪を軽く整える。そしてキッチンへと入っていった。コーヒーとヨーグルトで朝食を済ませ、リビングでパソコンを立ち上げる。ネットに繋ぎ、ニュースを読んだ。午前九時前にはマシーンをシャットダウンし、読書し始める。

 目で字を追う。実に素朴な行為なのだけれど、これが好きだった。いつもはなかなか読書に手が回らないのだが、休日だと大丈夫だ。仕事の予定は入ってないのだし……。

 ゆっくりし続けた。幾分休み疲れしていたのだが、昼食を挟んで、午後からも本を読む。何もないまま、一日が終わればいいと思っていて……。本棚にはたくさんの未読本があり、端末には電子書籍もある。いくらでも読むものがあった。困ることなく……。(以下次号)

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ