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ウオーター  作者: 竹仲法順
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第57話

     57

 午後五時に仕事を終えて、パソコンを閉じ、キッチンで夕食を作る。疲れていたのだが、食事を取り終えて、入浴を済ませれば、軽く一息つけた。昼間はずっとマシーンに向かっているので、夜間は休息だ。大抵、午後十一時前には眠くなる。自然とベッドに入り、眠りに就く。

 いろいろ考えていても、夜眠れば、朝はあっという間に来る。毎晩蒸し暑いのだが、エアコンを付けて休む。ライフスタイルは崩れてない。決めた時間に決めたことをやる。その繰り返しだった。それだけ健康的なのである。

 そしてまた新たな一日を迎える。夜間覚醒がなく、熟睡できた時は気持ちいい。起きてから、洗面所へと向かう。洗顔フォームのチューブを捻り、手に取って泡立て、顔を洗った。髭を剃って髪を整え、キッチンでコーヒーを一杯淹れる。ヨーグルトを口にした後、リビングでパソコンを立ち上げて、キーを叩き出す。変化のない、いつもの一日だった。

 淡々とデータを作っていく。慣れているから、作業は思った通り進む。ずっと同じことを続ける。根気の要ることだ。だが、基本的にめげないのだし、投げ出さない。決して今の仕事に満足してるわけじゃない。現在の日本の景気動向で、俺の給料が上がることはないのだし……。

 昼になり、キッチンで料理する。いつも簡単なものばかりだが、健康にいいものを積極的に取っていた。時間に追われる。いくらフリーでも、仕事は大量にのしかかってくるのだ。納期までに納品しないと、督促のメールなどがジャンジャン入ってくる。決して楽じゃない。フリーランスの仕事も。それに報酬や就業形態をとっても、バイト感覚なのだし……。(以下次号)


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