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ウオーター  作者: 竹仲法順
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第51話

     51

 その日も仕事を終えてから、キッチンに立ち、夕食を作った。とにかく蒸し暑い。スタミナを付けるためにカレーを作り、ご飯と一緒に皿に盛って食べる。そして風呂場で冷たいシャワーを浴びた。汗を流して寛ぐ。

 入浴後、読書した。基本的に活字が好きだから、抵抗はない。本を読みながら、眠る時間までリラックスする。午後十一時には休む。最近、何かと夜間の中途覚醒が多く、快眠を取り辛いのだが……。

 明け方、目が覚めた。室内は暗い。トイレに立ち、用を足してまた眠る。そして午前七時には起き出し、洗面所へと行く。体はだるい。タオルを濡らし、わきの下や首周りなどの寝汗を拭き取る。洗顔した後、キッチンで朝食を取った。起き抜けであまり食欲がないので、コーヒーとヨーグルトを口にすれば、それで済む。

 パソコンを立ち上げて、キーを叩き始めた。明日は仕事を休むから、今日まで必死にやる。貧乏性でいろんな節約などもしていた。仕事は続く。メールなどを通じてソーシングされてきたものを元に取り組む。一般の会社なども、今は事務員などに高い給料や残業代を払わずに、俺のような在宅ワーカーを通じて仕事をさせる。データ入力も大事な業務の一環だ。

 ネットニュースなどで、日本政府が景気回復促進に取り組んでいることが報じられているが、ここ数年、何ら生活はよくなってない。政治家や官僚などがウソをついているとしか思えなかった。別に生活が底辺でもいろいろと意識はある。正直なところ、これから先経済が上向き、景気がよくなることはまずないと感じるのだが……。

 昼になり、キッチンで昼食を作って取った。食事が済めば、また午後からも仕事だ。蒸し暑さできつい。だが、そんなことも言ってられない。在宅でする以上、効率的な作業方法を考えないといけない。だから大変だ。もちろんノルマも課される。当たり前のことだが……。(以下次号)


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