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ウオーター  作者: 竹仲法順
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第46話

     46

 その日も午後五時には仕事を終えて、パソコンを閉じた。夕食を作り、リビングのテーブルで取る。丸一日パソコンに向かうと、疲れきってしまう。目は慢性的に疲労していた。近視用のメガネを掛けていても、文字などが霞んで見える。いずれ度が合わなくなれば、またメガネ店で作り直してもらおう。目は体の中でも一番使う部位だから、大事にしたい。そう感じている。

 食事後、入浴し、本を読み始めた。眠前の読書はちょうどいい。眠気を誘うからだ。ゆっくりし続けた。疲れが溜まっていて、キリのいいところまで本を読み終えると、ベッドに入って眠る。明日は一日休みなのだが、多分朝は自然と目が覚めるだろう。休日はゆっくりしたい。そう思いながら、目を閉じる。

 その夜はよく眠れた。朝まで一度も目が覚めない。午前七時に起きて、寝床を出、洗面所へと歩き出す。水で顔を洗うため、水道の蛇口を捻る。普通の水が出てきた。安心して洗顔し、髪を整えて髭を剃ってから、キッチンへと行く。コーヒーとヨーグルトで食事を済ませ、パソコンを立ち上げてネットに繋ぎ、ニュースを読み始めた。小一時間パソコンに向かった後、シャットダウンし、本を手に取る。読みながら、寛ぎ続けた。

 特に何事もない休日だが、時間だけは十分ある。普段真面目に仕事をやっているので、今日は骨休めだ。連日酷暑で外出も間々ならないのだし……。瑞子が来ることもないだろう。そう思い、本に目を落とし続ける。時折休めながら……。(以下次号)


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