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ウオーター  作者: 竹仲法順
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第30話

     30

 作業に集中した。パソコンをフルに使い、仕事をこなす。そして区切りのいいところまでデータを作ってから、マシーン本体とUSB両方に保存し、パソコンを閉じた。いろいろあっても、仕事が終われば、ゆっくりする。夕食を作り、取ってから、入浴して汗を流した。部屋にいても、シャツの下は汗だくだ。

 眠る前に本を読み、午後十一時にはベッドに潜り込む。そして翌朝も午前七時に起き出した。体は一際だるい。だが、そんなことは言ってられない。洗面所で洗面し、コーヒーとヨーグルトで朝食を済ませて、リビングのテーブルでパソコンを立ち上げる。キーを叩きながら、データを作っていく。変わらずに作業だ。疲労は溜まりに溜まっているのだが……。

 普段いろんなことを考えている。仕事中でも考え事をすることがあった。だが、何かを思うのは人間の本然だ。それに在宅だとネットをする時間もある。新聞などを取ってないないから、ニュースや情報源はテレビかネットになる。

 まあ、マイペースでやっていくつもりでいた。焦ってもしょうがない。そう思い、手元で作業を進める。何事も平常心で臨んでいた。ある意味、こんな暑い季節に仕事ばかりというのも億劫だ。もちろん、俺だって社会性があまりないだけで、立派な社会人なのだから、任されたことはきちんとこなす。顔を見たことがないし、会ったことももちろんない人間と仕事するのは、とても不気味なことなのだけれど……。

 昼食に炊飯器で炊いていたご飯と、作った味噌汁を食べた。栄養を付ける。真夏は何かと体がきつい時季なので……。そして午後も作業を進める。単調な日常にリズムを作った。なるだけ暇な時間を設けないようにして……。(以下次号) 


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