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ウオーター  作者: 竹仲法順
20/83

第20話

     20

 その日、午後も読書して過ごし、夕食を作って取る。そして入浴し、午後十一時までゆっくりし続けた。ベッドに入って一晩休むと、また新たな朝が訪れる。だるいが、起きてから一日の準備をした。洗面してコーヒーを淹れ、朝食を取った後、パソコンを立ち上げて向かう。若干疲れはあったのだが、仕事をこなす。まあ、人間何もないことはない。常に何かを気にしている。

 月曜も一日が終わり、火曜の朝も午前七時に起き出した。そして洗面所で洗面する。水は無色透明で、赤さびや赤黒いものは混じってない。考え過ぎだ。確かに俺自身、ノイローゼになることはあった。気になることに、極度に意識を集中してしまう。だが、それも性格のうちだった。仕方ないことだ。

 パソコンのディスプレイを見ながら、キーを叩く。淡々としている分、疲れてしまう。合間にネットニュースなどを見て、いろいろと情報を仕入れる。トレンドを掴む力は以前よりも落ちていた。加齢すると、自ずとそうなる。だが、まだいい方だ。一般の会社員などは俺みたいなフリーランスよりも、もっと時間がないだろう。

 合間に一息する。コーヒーブレイクだ。この季節、梅雨だから肌が冷えてしまう。ホットコーヒーを淹れて飲むこともあった。疲労が常にある。やはり夏場はこんな調子だ。思う。梅雨明けすれば、本格的な夏になるだろうと。やはり雨降りが続くとしんどい。部屋干しした洗濯物も乾きにくいのだし……。

 水道の異常がまた脳裏に浮かんだ。何かあれば、マンションの管理人に連絡しようと思っている。俺自身、変な都市伝説や恐怖譚とは無縁なので……。そしてまたパソコンに向かっていた。いろいろある。一際単調な日常においても。(以下次号)

 


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