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ウオーター  作者: 竹仲法順
12/83

第12話

     12

 瑞子はシャワーを浴びてから、

「じゃあ、あたし帰るわ。またね」

 と言い、部屋を出ようとした。頷き、

「湯原さんじゃなくて、瑞子って呼んでいいよね?」

 と言うと、

「ええ。……またメールとかするから。アドレス変わってないし」

 と返してくる。そして玄関を出、歩き出した。暑い中、彼女がまっすぐに歩いていく。部屋に戻り、またパソコンに向かった。キーを叩きながら、作業の続きをする。疲れていたのだが、仕事なのでやった。

 その日も午後五時には仕事を終え、夕食を作って取る。また蒸し暑い夜が来た。疲れていたのだが、すぐには眠れない。しばらく読書しながら、過ごした。エアコンを付けても暑くて、参ってしまう。

 寝苦しい夜を一晩送り、夜が明け、また新たな朝になる。仕事は休みにし、スマホでネットニュースなどをチェックした。ジメジメしていて、不快指数が増す。いろんなニュースを読みながら、骨休めした。疲れている時は、なるだけゆっくりする。それが一番だと思っていたのだし、現に今までもそうしてきた。

 起きてすぐに顔を洗い、コーヒーとヨーグルトで食事を済ませていたので、ずっとスマホのディスプレイを見続ける。午前中ずっとネットを見て、昼食を挟み、午後からは読書した。落ち着かないこともあったのだが、なるだけ平常心でいる。人間だから、あれこれ考えるのだけれど……。

 また明日月曜から、通常通り仕事だ。気が重いこともある。何せ、いくら対人関係はなくとも、業務では細心の注意を払うのだから……。(以下次号)


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