25 ギルド登録
久しぶりに、ポンッと更新したところでなにも変わらないですよね。
分かってますよ?もちろん!継続は力なりですから。
ただね、ただ。
はい、言い訳やめます。
とりあえず、約五ヶ月開きましたが
25 ギルド登録 投稿です。
「さて、これで文句は言われないでしょ!」
転生前の三人でギルド横の路地を歩く、
程なくしてギルドの横道から大通りに出た
「さぁ、いざ参らん!ギルド登録へ!」
「あの、鈴?大丈夫か?」
「鈴姉........」
なぜ、この二人は可愛そうな目で見てくるのだろうか?
「テンション上がらない?異世界だよ!!ギルド登録だよ!?」
「あのさぁ、鈴。
私たちのなかで、一番こっちで長いのはお前だぞ?
なにを、今さらと言う感じなのだが?」
彩姉、さめてるなぁなんか。
再びギルドの扉を開けると、先程の視線と違ってこちらを観察するような
そんな雰囲気が感じられる
「本日は、どのようなご用件でしょうか?」
カウンターの前まで来ると、さっきのお姉さんが立っていた
こちらの様子を感じ取ってか先程とは違う対応
まぁ、それもそうか。年齢も違うわけだし。
「あの、ギルド登録をお願いしたいのですが」
「かしこまりました、ギルド登録ですね?
登録されるのは三人でよろしいでしょうか?」
なるほど、10歳以下の年齢でも保護者がついてれば大丈夫なのか
「では、こちらの用紙に名前と、種族をお願いします」
名前か、転生前の名前で大丈夫だよね、多分。
久保 鈴音、種族は人間だよね?
「こんな感じで良いのかな?」
「良いんじゃないか?名前と種族だけと言っていたし
ふむ、名前は久保の名前を名乗るのだな、じゃあ私もそうしよう。」
「あ、彩姉と鈴姉かそうするなら私もそうする!」
三人が書き終わったタイミングで受付のお姉さんが戻ってきた
「書き終わりましたか?
はい、確認しました!では、こちらの水晶玉に手をのせて下さい。」
水晶玉に手をのせて、体の中に意識を向ける
心臓から血液に乗って身体中を流れる魔力を手の先に集めて
水を注ぐように、水晶玉を満たすようにイメージをする。
『パキッ..ピシツピシツ...』
ん??なんかおかしい気が。。。
『スッ...、、バリーーンッ』
物凄い甲高い音を立てて水晶玉が割れた。。。
.........あれ?
「えっと.........大丈夫ですか?」
一瞬の間を置いて顔をひきつらせた、カウンターのお姉さんは
唖然とした表情で聞いてきた。
さっきまで、ザワザワとしていた
ギルドの中は水を打ったような静寂に包まれていた。
「......あっ、はい。だ、大丈夫です。」
やっぱり、こうなったぁ。
手をかざしていた水晶玉は粉々に砕けている
嫌な予感と言うか、この展開が見えてたぁ
あーぁ、やっぱりやっちゃったって感じ。
「しょ、少々、お待ちくださいね」
明らかに動揺しながら
お姉さんが早足で階段を上がっていった。
「鈴、なにをしたんだ?
水晶玉なんてそうそう簡単には割れないだろ?」
「えっ、う、うん、そう.....なんだけどねぇ。
ボケ神に付けて貰った転生特典の仕業だと思うんだけどね」
「あぁ、なるほど!そう言うことだな、理解した。」
しばらくして、受付のお姉さんか階段を下りてきた
一緒に強面の屈強な男の人を連れて。
(こら、心、人の顔みて人の後ろに隠れないの!)
(えー、だって怖いんだもん。)
(そりゃ、私だって怖いわよ!あんな厳つい顔っ!!)
「お待たせしました、取り合えず奥にお願いできますか?」
とギルドとお姉さん。
なんだろう、この圧倒的な不安しかない雰囲気は。
ギルド内のざわざわとした雰囲気の中、お姉さんに続いて
三人でカウンターの奥に進んでゆく。
「とりあえず、そちらにお掛けください
今、お茶をお持ちしますね。」
強面の男の人と個室で顔を会わせている。
この場を流れる微妙な空気を断ち切るように男の人が話し出した。
「そんなに、畏まらんでも良い。
俺はこのギルドのマスター、ウィルト・ガースだ。
魔力試験の水晶を割った、という嬢ちゃんはどの子かな?」
「あ、それは私ですけど.......。」
「ふむ、君か。見たところ三人の中では真ん中のようだね
魔法はいつぐらいから、使っているかね?」
「えーと、3年位前からです。」
「ほぅ、たった3年か。」
ーーーコンコン、「お茶をお持ちしました。」
お姉さんがお茶を持ってきたところで一旦話が終わった。
「マスター、分かってますか?結構、顔怖いんですよ?
初めて会ってしかも、個室でってなると威圧感倍増ですよ!?」
すごい....このお姉さん、こんなにいったら後が怖そうだけどな......。
「ごめんなさいね、うちのギルドマスター
知らない人と会うとどうしても事務的になっちゃう所があって
まぁ人見知りって感じかな?
あっ、自己紹介まだだったわね
私はケイカ・ラートルいつもは冒険者なんだけど、
ギルドが忙しいときには呼び出し食らってこんな事してたり
とにかく、よろしくね♪」
「あっ、はい、よろしくお願いします。」
ケイカさんは職員さんじゃなかったんだね、
そして、この強面のにズバズバ言えるということはかなりの手練れと見た。
「さて、さっき君が水晶玉を割ったときにはビックリしたよぉ
総魔力が高いのか、それとも魔力が純粋なのかどっちがだね
そうそう簡単にはあれ割れないもんね。
って、事で君達にはしっかりとした検査をする必要があるね
あ、安心してね。痛いこととかは無いから。」
「じゃあ、後は任せたからな。」
そういって、ギルドマスターは部屋を出ていった。
「はーい、お任せを~。
っと、行ったわね?ふぅ~、疲れたぁー!
ほら、あの顔でしょ慣れていても、やっぱり恐ろしいのよね。」
あ、やっぱり怖いんだね。ケイカさんも。
「さぁて、じゃあ
これから、あるところに行くんだけど
拉致しようとか、そう言うのじゃないから安心してね?
と、言っても心配だよね~
黒目黒髪は珍しいし、それに結構可愛いもんね!」
反応に困る。。
「着いてきてね~」
そう、ケイカさんに言われて後ろをついて行く
階段を下りて、受付を通ってギルドの外へ出た
「あ、ちょっと不安になるよね
急に外へ出るんだもん、安心して良いよ
この先の裏通りへ行くだけだから。」
しばらく歩くと、表通りとは違って薄汚れた雰囲気の家が増えてきた
【道具屋】
目の前にポツンと看板の傾きかけた店があるけど.....
まさか、あそこなのかな。。。
「さぁ!着いたよ。
君たちにはここで魔力検査を受けて貰いま~す!」
ババーンっと言った効果音が付きそうな身ぶりで指されたのは
まさしく、看板の傾きかけた道具屋であった。
はっきりいってボロい、うんスゴいボロい。。
こんな店で魔力測定なんて出来るのだろうか?
そして、ギルドの水晶玉よりも劣るものしか置いていない気がする。
「あっ、やっぱりこのボロい見た目は不安??
大丈夫、大丈夫!
品質はギルドの折り紙つき!
なんたって、王宮に納品する物だって作ってる店だからね!」
迷うそぶりも見せず、ガシガシと『ボロい道具屋』に入っていくケイカさん
一抹どころか、大分の不安を伴ってそれに着いていくのであった。
どうでしたでしょうか?
一応、このあとのお話も書けてはいるのですが
その次のおはなしが。。。なので
出来るだけ頑張りますが、また間隔が開きそうです。
次回、26 道具屋 お楽しみに~!
毎度、毎度ではございますが、誤字・脱字等ありましたら
ビシバシツッコミお願いします!
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11.1
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