20 王族とエドラー家 後編
約3ヶ月空いてしまったの。
待たせてしまって、本当に申し訳なかった!
ということで、王族とエドラー家 後編じゃ
さて、姉達はどこでしょうかね~
《リサーチ・セレ姉とディア兄はどこ?》
これは、あれ?
この壁の向こうだね、......完璧に聞かれてたね。
「お姉ちゃん?お兄ちゃん?
そこにいるのは分かってるんだけど...。」
「あれ?なんでバレてんの?それより!セシ、
あんた、もうちょっと早く誘ってよね?
危うく突入しかけてたんたから!」
あっ、やっぱり突入する気だったんだ.........。
「えっと、セレ姉とディア兄、
こちらはトリア・シュバルツ・エドラー私たちの従兄弟にあたるわね
でもって、次期国王と言う事になるのかな?」
「あの、えっと、セシルさんまだ、早いです!国王だなんて!」
「将来の話だよ、将来の!」
「まぁ、"次期国王様"御会いできて光栄ですわ!
私、エドラー家長女のセレナ・エドラーでございます
以後、宜しくお願い致しますわ」
あっ、ダメだ.....お姉ちゃん完全にカラカイモードに入ってる。
「ふぁ、ふぁい!トリア・シュバルツ・エドラーです!
ど、どうぞ、よ、よろしくなのです!」
「ふふふ、可愛いわね上がっちゃって。
でも、"次期国王様?"目下の者に敬語はいらないですわよ?」
(ねぇ、セレ姉?そのくらいにしなよ?困ってるよトリア君)
(まぁ、優しいのね、セシは。)
「おいおい、大丈夫かよ顔真っ赤になってるぞ?
あっ、自己紹介がまだだったなエドラー家
長男ディア・エドラーだよろしくな?」
あれ?なんかトリア君お兄ちゃんを光悦の眼差しでみてない?
うーん......ナゾね。
「ねぇ、セシ姉なんか食べたい!」
ん?気付けばもうおやつ時ですね~、じゃあおやつかな?
「うん、そうねーじゃあ、おやつにしない?
トリア君も王国から疲れたでしょ?お父さんたちは...良いね別に」
うん、パパりん今度は国王様とクロール対決ですか.....。
はたまた、お母さん方はスコーン食べながら優雅にティータイム
絵になるなぁ~、美人二人のティータイムは。
「おっ、良いね!また、セシの出したあの変なの食べたいな!」
「あぁ、あれは確かに美味しかったですわね、
あれをお願いしますわ!」
(ねぇ、セシ姉あれ出しちゃって良かったの?
この世界に無いみたいだったし)
(ルノ、そのうち魔法無しでも出来るよう研究してみるよ
そうすれば、一般にも広がるんじゃない?)
「な、何ですか?その変なのって?」
「えっ、あートリア君は食べたこと無かったもんね
うーん、じゃあしょうがない!トリア君の為にも出しますか!」
《ブレイクタイム!》
この前出したおやつと同じでいいね?
どうせ、今は私しか出せないんだしね~。
「おっ、セシありがとう!.....でも、
これってこの前と同じじゃねぇか?
もうちょっと、他のもの無いのか?」
.......ピキンッ。
「ディア兄、ちょーと良いかな?」
「な、なんだよ?ドス黒い雰囲気だして.......。ヒッ」
「お兄様?犬になったことはおありで?面白いと思いますわよ?
あっ.....そうですわ、なんでしたら私が犬にしてあげましょう!」
「ごめん、文句言って悪かった!この通りだ!許して~!」
「土下座では、許されないこともあることを
身をもって感じると良いわ!」
《アパーランス...!》
「ワフッ!キューンキューン」
「あの、セシ?これは、やり過ぎでは?少し......」
「あら?何か言いましたか?セレ姉?異論でもあるのですか...!」
「い、いえ、これくらいが妥当....だと....思います.....。」
(セシ姉?あのさ......トリア君来てるんだよ?忘れてないよね?)
(えっ、あっ!......ごめん、すっかり忘れてた.....。)
(トリア君を見てみなよ、すっかり怯えて.....ない!?)
「あ、あの!セシルさん!すごいです人を変化させるのは
高等魔法ですよね?敵陣に潜り込むためとかに使う!」
「えっ、そ、そうね」
(トリア君、すっかりセシ姉の事を尊敬してるみたいね。)
(う、うん、と言うか、アパーランスって高等魔法だったんだ...。)
(それ知らないで使ってたの!?)
「ね、まとりあえず食べない?そこの犬はほっといてさ。」
「はい、そうですね!セシルさんありがとうございます!」
「では、「「「いただきまーす」」」」
ちょうど、その頃王宮では.....。
「なに!?ミュルエル皇国が倒壊だと?それは間違えないか?」
「は、はい、ただいまミュルエル皇国の
大使館から連絡がありまして
皇宮が禍々しい魔力に包まれ消失したと!
幸い皇帝とその家族と側近は魔力に包まれ皇宮が消失する前に脱出
今、我が国の大使館に亡命を求めていると」
「ふむ、国王が不在のこのときに!国王宛に早馬を出せ!
国王はスイゼン領主である弟ダンヴィブの所にいる筈だ!」
「承知致しました!」
20 王族とエドラー家 後編 どうじゃったかの?
色々と動き出すものがありそうじゃな。
毎度、毎度ではあるが
誤字脱字等あれば、ビシバシッツッコミをいれて欲しいの?
そして、ブクマ、感想、ポイント、レビューがあれば
妾のやる気が2000%上がるのは確かな事じゃな!
次回、21 お披露目式の打合せ
お楽しみにの?




