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初戦闘とレベルアップ

 現れたスライムに対して何か武器になるものはないかと辺りを探していると、腰ベルトに見慣れない短剣のような物があるのに気が付いた。

 鑑定した結果。


【神器 お爺ちゃん特製剪定せんてい用のはさみ

 攻撃力 500 

 魔法攻撃 300

 〖お爺ちゃんが庭作りの際に使用していたもの。

 鋏と銘打ってあるが、使用者の思いのままに形状を変化させることができる。〗


 手に取ってみると紛う事無き鋏であったが、形状変化する様なので、それとなく剣っぽいなれーと念じてみると形状がみるみる内にショートソードへと変貌した。

 装飾等が一切なく無骨なそれは、神器という名前の割にはゲームの主人公の初期装備と言われれば納得する、シンプルな見た目であった。


「折角生まれ変わらせて貰って早々死ぬ訳にもいかない、取りあえずこれで何とかしなければ!」


 かれこれ30秒ほど経っただろうか、神の目さんの反応があった方へ改めて目をやると、スライムはさほど変わらない距離に佇んでいた。


 あれ?思ったよりも遠い・・・。


 少し時間をかけて様子を見ることにしていると、さほど距離が詰められてない事もあってか。ふとモンスターを鑑定してみようという考えが思いついた。


「・・・鑑定。」

【種 族】 スライム

【レベル】 1

【H P】 30/30

【M P】 0/0

【攻 撃】 5

【防 御】 12

【魔 力】 6

【精 神】 2

【器用さ】 4

【素早さ】 4

【幸 運】 1


【種族スキル】

 スライムボディ


【特徴】

 スライム種の中でも最底辺。

 物理耐性が高く、水以外の魔法耐性に弱い。

 知能が低く、乱雑に獲物を襲う傾向がある。



 ・・・自分と比較して、同じレベル1にしては差がありすぎる。

 偶然かと思い、他の三匹にも同様に鑑定してみるものの、誤差はあれどステータスは似たような感じでまとまっていた。

 自分のが表示が間違ってるのかと思い直し、再び自分のステータスを開くも変化はなかった。


 気は進まないけれど、放っておいても襲ってくるようだし、取りあえず倒しちゃおう・・・。

 おもむろにスライム四匹に近づいて、ショートソードを一閃する。


 ザシュザシュザシュザシュ


 物理耐性など関係なかったかのようにあっさりと倒されていく。

 その後訪れる、夥しい量のファンファーレ。


『レベルが2になりました。』

『職業レベルが2になりました。』

『初級剣術スキルが2になりました。』

『レベルが3になりました。』

『職業レベルが3になりました。』

『初級剣術スキルが3になりました。』

 ・

 ・

 ・

『職業レベルが10となり最大になりました。新たな職業が選択可能になりました。』

『初級剣術スキルが10となり最大になりました。』


 全てのお知らせが終わった後、改めて自分のステータスを開いてみた。


「うわぁ。」


【名 前】 結城ゆうき 真央まお 年齢 15歳

【種 族】 人間 転生者 

【職 業】 無職Lv10

【レベル】 6

【H P】 6000/6000

【M P】 3000/3000

【攻 撃】 900(+500)

【防 御】 720(+600)

【魔 力】 1800(+300)

【精 神】 3000(+200)

【器用さ】 1800(+100)

【素早さ】 600(+200)

【幸 運】 1200

【スキルポイント】 1000


【種族スキル】

 進化の種

 夜の帝王

 職業選択の自由




【ユニークスキル】

 神の祝福

 健康的な肉体(神)

 成長率増加(神)

 経験値増加(神)

 魅惑のボディー(神)

 アイテムボックス(神)

 神の目


【スキル】

 初級剣術Lv10

 初級短剣術Lv1

 初級槍術Lv1

 初級棒術Lv1

 初級弓術Lv1

 初級斧術Lv1

 初級武術Lv1

 初級刀術Lv1

 生活魔法Lv1



 ステータスについては、あまり深くは考えないようにした。


 一先ず、折角職業と武器レベルがカンストしたので、職業選択の自由のスキルを用いて別の職業への変更を試みた。

 開示された職業は戦士、僧侶、盗賊、魔法使い、弓使い、商人、そして遊び人の箇所にだけNewと付いていた。どうやら無職の上位職は遊び人だったらしい。

 遊び人を選べば一足飛びで賢者になれる気もしたが。純粋に自分の魔法適正が高そうだったのもあって大人しく魔法使いをチョイス、合わせて新たに習得可能なスキルをいくつか纏めて取得した。


「・・・取りあえずこんな所で、まずはRPGのお約束で人の居る場所を目指してみよう、そうしよう。」


 現実から目を背け、神の目さんの源能を駆使して人間・・の居る街を目指すのであった。


『検索の結果、検索範囲に人間・・の居る街は存在しません。』

『代案、最寄りの村までの距離3㎞、村は魔物に襲撃されているようです。敵勢反応は58です。』



 村が襲撃されていると聞き、全てを聞き終わるよりも先に村のある方角へと駆け出した。



 次話からは、R18展開なのでなろうでは一旦完結という形をとりたいと思います。

次回予告の概要だけ書いときます。


 到着した先はスライムレディの住む村!多数のゴブリンの群れにより暴虐凌辱の限りを尽くされるスライムレディ達!

 繰り広げられる無残な光景に怒りに震える主人公!泣き叫ぶスライムレディ達に希望はあるのか!?


次回「ゴブリン死すべし!」

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[気になる点] >次話からは、R18展開なのでなろうでは一旦完結という形をとりたいと思います。 ということは、ノクターンあたりで現在執筆中?
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