草原中スキルチェック 野良スライムを添えて・・・
サブタイトルは深く考えておりません、ナンバリングになるかもしれません。
目が覚めると暗点の空、見渡せば辺り一面に広がる草原。
時間は恐らく早朝なのであろう、結露した水滴のせいで若干の肌寒さを感じていた。
現実世界で最近は自然豊かな光景は見たことがなかった為か、夢と思い寝なおそうとするもそうはならない。
なぜなら服に染み込んだ水の冷たさで目が覚めたのだから。
「ん、寝てた・・・?仕事・・・あれ?ここどこだろ」
自問するが、答えが返ってくるはずもなく。
昨夜の記憶を思い出そうとする。
自分は結城 真央 29歳、出身は東北で大学卒業と同時に上京、サラリーマンで独身、家族構成は父、母、自分、両親には毎月仕送りしているが自分の結婚資金ということで一切手をつけてないらしい。
誇らしいけど、わざわざ遠路から来るたびに毎回見合いを勧めるのだけは辞めてほしかったかなー。
それで、仕事中過労で倒れて亡くなって神様に会って、異世界転生して・・・。
「・・・異世界転生?」
昨夜どころではない、俺が死んだのは凡そ体感七か月ほど前、その間はお爺ちゃんに異世界渡りのチュートリアルとやらを熱心に教わっていたではないか。
家族にも会社にも迷惑掛けただろうし、ご先祖様たちにも悪いことをした。
そしてお爺ちゃんの言葉、それが真実なら・・・
「ステータス!!」
目の前に大きめのタブレット端末のようなものが表示された。
【名 前】 結城ゆうき 真央まお 年齢 15歳
【種 族】 人間 転生者
【職 業】 無職Lv1
【レベル】 1
【H P】 110/1000
【M P】 55/500
【攻 撃】 150(+500)
【防 御】 120(+600)
【魔 力】 300(+300)
【精 神】 500(+200)
【器用さ】 300(+100)
【素早さ】 100(+200)
【幸 運】 900
【スキルポイント】 1000
【種族スキル】
進化の種
夜の帝王
職業選択の自由
【ユニークスキル】
神の祝福
健康的な肉体(神)
成長率増加(神)
経験値増加(神)
魅惑のボディー(神)
アイテムボックス(神)
神の目
【スキル】
あれ?年齢も若返ってるや、スキルも突っ込みどころ多い気がするけど取りあえずスルーしとこう。
うーん、正直よくわからん。取りあえずお爺ちゃんちゅーとりあるに従って暫く行動しよう。
まずは鑑定を使ってスキルチェックだ。
【進化の種】
人間固有のスキル
この情報は18歳未満には開示できません。
【夜の帝王】
人間固有のスキル
この情報は18歳未満には開示できません。
【職業選択の自由】
人間固有のスキル
職業をいつでもどこでも変えられる。
職業選択の自由以外結局分からなかった、いつでもどこでもダー〇神殿みたいな感じなんだろうきっと。
18歳未満ってことは・・・多分そういった能力なんだろうね。なんというか人間らしい。
続いてユニークスキルだ。
【神の祝福】
異世界の全ての言語、読み書きが通じるようになる。
初期ステータスにブーストが掛かる。
【健康的な肉体(神)】
状態異常耐性の最高位スキル
あらゆる状態異常を無効化する。
寿命はあるが、不老不死に近い存在になる。
【成長率増加(神)】
レベルアップ、職業レベルアップによるステータース上昇量がでたらめに大きい。
【経験値増加(神)】
得られる経験値がかなり多い。
【魅惑のボディー(神)】
この情報は18歳未満には一部開示できません。
異性にとって魅力的に映る。
【アイテムボックス(神)】
アイテム、転移系の最高位スキル
アイテムを好きなだけ入れられる、中に入ってるアイテムは時間の概念がなくなる。
好きな場所に物を送ることも可能。
知らない場所へは送れない。
生ものも入れられる。
【神の目】
索敵、千里眼、鑑定、夜目、気配察知、予知、マッピングスキルの最高位集合体、何物もを見通す力を持つ。
神の目は多機に渡る為、他のスキルと異なり細やかな詳細設定が可能。
現在の設定:未成年プロテクト○ 詳細設定× 緊急情報○ 夜目× 気配察知○ オートマッピング○
いきなり情報量多くなったかな?取りあえず精神年齢30近いので未成年プロテクトは後で外してみよう・・・。
次は取りあえず、教わった通りにスキルポイントを消費しよう。全部Lv1ずつ取ってレベルは鍛錬なり実践なりで育てるといいんだったかな・・・?
えっと今現在取得できるのが、初級剣術Lv1、初級短剣術Lv1、初級槍術Lv1、初級棒術Lv1、初級弓術Lv1、初級斧術Lv1、初級武術Lv1、初級刀術Lv1、生活魔法Lv1っと・・・
あーでもない、こーでもないとスキル欄と睨めっこしている時に異常事態が起きた!
『敵勢反応をキャッチしました、距離200m鑑定の結果スライム4体です。』
驚きのあまり、つい僕は声をあげてしまった。
「神の目さん、喋れたんですね!?」
早くもここに何書いたらいいか分からないですね。