一晩寝たら幼女になっていた件 中編
ぷにゅぷにゅ
「き、きゃあ!」
「おい、流石にスーパー銭湯でその行為はヤバイって」
日本某所、というかどこかのスーパー銭湯にそんなことを大声で叫んでいる数人のグループがいました。そのスーパー銭湯にはかなり人が混んでおり人々はその声に苦言を漂わせています。ここは女子風呂ですがその声は男子風呂に届いたに違いありません。今男子風呂はどんな雰囲気になっているかはわかりませんが女子風呂同様苦言を漂わせているか歓喜していることでしょう。さて、何故このようないかがわしい声が聞こえてきたかというとそれはかなり前に遡ることとなります。
* * *
これは銭湯での出来事です。その銭湯はプールの横に建設されておりなかなかの大きなスーパー銭湯でした。人は数人しかおらずまだ今日のピークを迎えていないのでしょう。そんななか10人弱位でしょうか。高校生や小さな子供といった男女集団が銭湯に入ってきました。男子が三人、女子が四人、わいわい話ながら銭湯に入っていきます。先程10人弱とかいいながら7人でしたね。ともかく、先に銭湯のご勘定を済ませ男子は男子風呂に、女子は女子風呂に入りました。当たり前ですね。もし逆に入ったら通報レベルです。小さい子供ならまだしも大人がそんな真似し出したらすぐに通報しましょう。男子組は高校生が二人と小学生が一人、脱衣所に入るや、すぐに裸になり男湯に入っていきました。女子はというと高校生が一人、見た目は高校生くらいなのだが小学生が一人、そして幼児が二人。しかしこの二人の顔は緊張で顔が強張っています。普通なら「早く入りたいなぁ」と気持ちを高ぶらせていることでしょう。しかし脱衣所に入るや高校生の女の子がソッコー裸になりました。高校生のと入っていますが裸は中学入りたてのように見えます。それに見習って幼児二人と小学生一人はすぐに裸になりました。一人がしたらすぐにみんなしたくなる理論ですね。今考えました。しかし案の定幼児二人の顔が強張っていた理由がすぐにわかりました。簡単なことです。何故ならば、
ぷにゅぷにゅ
「き、きゃあ!」
一人の悲鳴が銭湯に響かせます。声の主は小学生の女の子。周囲の人々は何事かとそちらの方に視線を送っています。
「ねえ、麻衣ちゃん。本当に小学生?」
高校生がそんなことを聞いてくる、その時でした。二つの影が彼女を襲いました。麻衣ちゃんと呼ばれた女の子にしがみつこうとしていた高校生を取り押さえ、
「麻衣ちゃん、早く中へ!!」
その中の一人がそう言いました。どんなシーンなんでしょう、これは。その声の通り麻衣は涙目で当惑していましたが即座にその通りにしました。残ったのは高校生とそれを取り押さえた幼児二人。
「おい、和、そこに正座しろ」
ドスのきいた声で一人の幼女が和と呼ばれた女の子に命令しました。和は言う通りにし、正座しました。
「まず、少しは理性を保ってくれ。みんな和が変態なのはわかっているのだから仕方ないとして麻衣ちゃん泣きそうだったぞ」
「う…だって」
「それにしてもな、」
と幼女が和に向かって説教を始めました。かなり育った裸をみせる高校生に幼女二人が裸で説教をしているのはとてもシュールです。説教をするのなら服を着てやりなさいよ。和は終始シュンとした様子でいましたので反省したと見なしたのか、
「もう女の子を襲ったりするなよ」
と言い捨て銭湯のなかに入っていきました。
が、
約十五分後の出来事です。
ぷにゅぷにゅ
「き、きゃあ!」
「おい、流石にスーパー銭湯でその行為はヤバイって」
十五分前と同じことがまた起きていました。あのシュンとした様子は何処にいってしまったのでしょうか?
* * *
7月24日
さて、翌日になりました。お兄ちゃんの様子はどうなったでしょうか?昨日のただ和さんが暴走しただけの日から次の日、お兄ちゃんの姿が元に、、、
戻っていませんでした。
次回予告
ども!再始動したでなろう中が沸いているといいなと思っている&take2のモグポクです!また消しちゃったよ。火曜日ギリギリの投稿です。昨日もそんな感じだったよね。というわけでtake1で良いこと書けたのに消しちゃって萎えてネタも忘れたからとにかく評価、ブクマ、感想よろです。あ、小説のネタはまだ沢山ありますのでご安心を!次回予告!
次回 「一晩寝たら幼女になっていた件 後編」
続きは次回!?それでは~ではまた(@^^)/~~~




