一晩寝たら身体が入れ替わっていた件 その2
私は今日とても心地よい夢を見た、一人で自由気ままに暮らしていく夢だ。けれど、夢を見終え、起床する気持ちがとても気持ち悪い。寝ている間はどうやら私にとっては至福の時間のようでした。私はいつも遅刻ギリギリに起きる。そしていつもお母さんに怒られて口にパンをくわえながら自転車を漕いで、そして学校につく。ひとまず私はいつもそんな風に学校を過ごしていた。
そしていつも通りに席についたのだが、なにかがおかしい。そして友達の塩見夏々に声をかける。
「おはよー、夏々ちゃん。最近何かあった?」
「さっちゃん、昨日はどうしたの?」
おっと、自己紹介を忘れていました。私は木藤咲、市内の高校に通う女子高生であります。どうぞお見知りおきを、じゃなくて!
「昨日?昨日はいつも通り学校に行って部活して…」
「え?さっちゃんの部活は昨日お休みじゃん」
「そんなことはないさ、昨日は7月1日じゃない」
「昨日は7月2日だよ!」
「またまた、冗談きついな~そんなわけ…」
私はそんなノリで黒板を見た。黒板には今日の日付が書いてある。しかし夏々ちゃんの言う通り今日は7月3日であり、昨日は7月2日だった。
話を聞くことによると、昨日はいつも通り学校に来たらしい。ただ、性格がなんと言うかおかしかったらしい。何て言うかなんと言うか雰囲気が違うように感じたらしい。しかも私は女子だけでなく男子にも快活に話しかけていたのだと言う。あまり男子と話さない私としては確かに疑問点とも呼べる。だけど、何故?
「あとさっちゃんは朝登校しているとき結構にやけていたらしいよ。なんか嬉しいことでもあったん?」
「あると言われても、あ!」
「お、やっぱあるのか?」
「『君とラブラブ』を私の知らなかったところを読んだ夢を見たよ」
「少女漫画かよ、てかさっちゃんその漫画全巻持ってるんじゃなかったのかよ」
「はっ!そういえば、そうだったね~」
「ボケてんじゃねーよ」
「けど、本当にまだ読んでいない続きを読んだ気がするんだよ」
「夢、だからじゃないと?ほら、ホームルーム始まるぞ」
そんな具合に私の疑問は積もるばかりであった。
※
そして会原亮平、木藤咲は多少の混乱があったものの何事もなく一日を終えることとなるが、すでにもう物語は始まっていた。
次回予告
ども、第四章「一晩寝たら身体が入れ替わっていた件その2」の次回予告担当で最近日常的に思い出がふとよみがえりそのたんびに目頭が熱くなりつつあるモグポクです!いやー私どうしちゃったのでしょうねー。さて、次回予告といえど何をすればよいかわからず、伝えたいことを前話の次回予告で言われたので、いつも通り次回予告をするモグポクでした
次回 「一晩寝たら身体が入れ替わっていた件 その3」
それでは~ではまた(@^^)/~~~




