第8話 68班
第1章 8話 第68班
---ビト---
俺はスン(スンダカマ・アリマスネ)と仲良くなった。
センも紹介しなきゃな。
「スン、こっちは妹のセンだ。」
「よ、よろしくお願いします。」
「よろしくねセンちゃん。所で、失礼なんだけどいいかな?」
スンが申し訳なさそうに聞いてきた。
「なんですか?」
「2人は本当に兄妹なのかい?」
「それは種族が違うからか?」
「あ、うん。珍しいな~と。」
「いやいや単に私達の父がケットシー、母がエルフなだけですよ。」
「そうなのか。答えてくれてありがとう。」
「「「ははは・・・」」」
「黙って聞いていればあんたらはしゃぎすぎなんじゃない?」
俺達が笑いかけた時、部屋の隅から怒号が聞こえた。
「なんだと~・・・」
「はいはい、皆さんちょっとストップね。」
俺が声を上げた時、ドアの向こうから聞き慣れた声が聞こえた。
「喧嘩はやめろよ、後処理がめんどいから。」
そう言いながら出てきたのはアキヒロとリンネさんだった。
「り、リンネ様!?」
さっきまでキレてた女が物凄く驚いていた。
「久しぶりね、ミドリ、ビトくんもセンちゃんも久しぶり。」
「おいおい、勝手に盛り上がらないでくれよ。」
「あぁごめんなさいね。」
「えぇーとこの班の監督役をする事になった。
アキヒロだよろしく。」
「監督役!私を違うチームにいれてください。
こんな素人しか居ないチームなんて私に相応しくないわ!」
「あぁん?誰が素人だって?」
「まぁまぁ落ち着けって。ミドリの自尊心が凄い事は分かったから。」
「その言葉は私を馬鹿にしていると受け取っていいのかしら?」
「あぁいくらアンタが英才教育を受けてきたかは知らねぇが、第一今は俺の部下だ。」
「ち、なら・・・」
「おぉ力尽くか?いいぜどう頑張っても俺には勝てないからな。」
「二人とも落ち着いて!」
リンネさんが止めに入った。
「ミドリ。このパーティーの何が不満なの?」
「あぁもううざったい!死んじゃえ!」
ミドリは俺達に向けて魔法を撃った。
「ち、」
アキヒロが放たれた魔法を薙ぎ払った時には、屋根に穴が空いていた。
「くそ、おい、お前ら初任務だ。ミドリを捕まえろ!!!」
「おう!」
「はい!」
「了解!」
こうして俺達68班の初任務が始まった。
(続く)
次回、ミドリ捜索作戦