腐っても成長した
俺の名前はアスラ・キングスメア
この世界に生まれて1日
前世は別の世界、日本で暮らしていた。
キングスメアは苗字に当たる物だろう
なので俺の名前はアスラ
・・・が俺は途方に暮れている
生まれて間もない頃はファンタジーBLキタアアアと浮かれてました。
えぇ、浮かれてましたとも
ただ問題は山積みだ、一番と言えば
今俺は・・・赤ん坊!それが問題だ!
自由に歩き回れない、それどころか子守りの吸血鬼の美少女メイドしかいない!
それはそれで美味しい、男としては・・・だ、だが俺は腐を司る物としてだな。
正直ホモ分と言う奴が足りてない。
いやいや、妄想で補えと思うじゃん、人によっては生ものとかねーわって言うかもしれないが。
ここはもはや二次元に来たと言っても過言ではない、それくらい美男美女しか居ないのだ、他はどうだかシランが俺はここ、魔王城で生まれてから美男美女しか見た事無い。
何それ裏山って思うだろう?
これが原因だ、こんな美味しい世界で何をぽつんとお昼寝だのしてなければいけない?
行動あるのみだ、だが赤ん坊の体は言う事を聞かない
思ったが異世界物と言えば天の声じゃね?
スキル云々とか言ってくれる奴・・・
それ今の所くる気配がない、所詮空想の物だからないこそ自然なのだろう。
あ〜あ〜もう少し成長できればな・・・
大人までとは言わない、せめて小学一年生くらいのサイズなら自由に歩き回れるし物陰から見る事も・・・グヘヘ・・・
そんな事を思いつつ眠りについていた
変化はすぐ起きた
視線で目を覚ました、それは凄い見られていると言う感覚・・・
メイド二人、美少女がキラキラした瞳で俺を見ていた
どうした?何打この状況??
「リィ、これは早くご主人様にお知らせしなくては・・・」
「えぇ、メイ、貴方は坊ちゃまのお召し物を早急に、うんと可愛い物が良いわ」
「えぇ、任せてちょうだい。」
この二人のメイドショートのボブくらいの子がメイと言うのか
そしてもう一人の三つ編みの子がリィか初めて知った。
やっと体の違和感に気づいた
なん・・・だと
成長している、しかも希望通りだこれ
キタコレすぎるだろ・・・?いやいや・・・こんな自由で良いのか?
おかしい・・・おかしいよ?
だぁが俺は今布一枚被っただけで他に服は愚かパンツも身につけてない。
そんな装備でいいのか?
いいわけないだろう!
しかしこの世界の言葉・・・日本語で行けるの?
行けるわけ無いだろうな、言葉通じないだろうと思うが正直今まで全ての言葉が俺には聞こえていた
オート和訳機能でもついていると言うのか!?
ならば俺も喋れば通じる気がするのだ
物は試しだ
コンコンと出て行ったメイドが部屋をノックし戻りましたと挨拶をする
俺はドアの前で待ち構えていた
着替えを持ってきてくれたのだろうメイの声がする
「御坊ちゃまお召し物をお持ちいたしました」
ドアが開く瞬間
視界に俺が入った時が狙い目
上をみあげ目を合わせる
ツムラな瞳を作り出す
「おきがえ、ぼく、みる、はずかしい、おねえさん、おそと・・・?」
THE子供の武器!ツムラな目!
正直見た目は子供でも着替えを手伝ってもらう何て恥ずかしいに決まっている
生まれたときはうっかり叫んでしまったが子供らしく喋るのを心がけよう
声もまだ幼くそれは響いた
メイは気絶した。
目の前で気絶するメイド
アレ・・・オレ、何かした…?
いやいや、ナニモワルイコトシテナイヨ
倒れているのは俺の部屋の前、いいわけできまい
後ろから誰かにやられたわけでもない。
えっ、何で気絶してるの?
死んでなくてよかったけど
とりあえず服だけ回収して俺は扉をソッと閉じるのであった。
頂いた服を着用する
うむ、まぁハデではなくてよかったかな?
ショタっ子に着せる服としてナイスなチョイスって言ったらショタコンの友達になめんなっておこられるか
軽いブレザーに短パンに白い靴下に靴
鏡があれば自分の外見も見ておかなくてはかな?
また急速に何かとんで来るのを感じ取る
母か・・・
こちらは壁を壊すことなく後ろに現れた
「息子よ〜!もう魔法を使えるようになったと言うのか!天才か!?妾とメギの子だけあるぞ!」
ぎゅうっと抱きしめられた
うぐう・・・苦しいけど天国っ
「愛い奴め・・・」
優しく頭をなでられる
心は子供ではないのだが
親と言う者に褒められ抱きしめられた事の無かった俺は初めての感覚にどう対処したら良いか分からなかったが温かくて嬉しくこそばゆい
・・・ん?魔法と言ったか?
魔法・・?魔法使ったの俺?
「かあさま、おれ、まほう?」
そういって母の姿を見て俺は硬直した
俺の母は返り血で服が真っ赤に染まっていたのだった。
キャラクター紹介
名前はセレエア・キングスメア
アスラの母親で美しい長い金髪の髪をした巨乳の吸血鬼ことヴァンパイアクイーン
「メギは愛い奴じゃし妾の息子は世界一可愛いぞ・・・?」
名前はメギ・キングスメア
アスラの父親で漆黒の髪悪魔の翼に角と尖った耳を持つ悪魔の階級でも魔神に匹敵するほどの魔王
「セレエアは女神。アスラは天使」
吸血鬼メイド
名前はリィ
黒髪でボブで大きいお胸おばかっぽい見た目だが、物理戦闘に長けたセレエア直轄の眷属
元人間種吸血鬼中でも純血を超える上位種
名前はメイ
黒髪三つ編み眼鏡落ち着いた雰囲気の頭脳戦闘に長けたセレエア直轄の眷属
元人間種吸血鬼中でも純血を超える上位種