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始まっていく物語

メモ書き小説01より

 世間には様々な道が幾多にも重なっている。


 基本的には国道であるが、私道を進むこともできる。

 高速道路のように金を払って他より遠くへ早く進むこともある。

 自分の人生を顧みて国道を歩いているのだと思う者は多いはずだ。

 中には高速道路を走っていると感じることもあるかも知れない。


 しかし終着点は皆同じだ。

 天に召され、輪廻転生の輪の中に収まる。


 ある教えではそういうことになっている。

 誰も見たことのないその先は神のみぞ知る。

 裏を返せば人の一生は自らが知ることの出来る所までであり、故に終わりとはつまり死である。


 どれだけ尊い道を歩んでこようと、道外れた茂みの獣道を進んでその時を迎えたとしても、最後は絶対的な終わりが一人一人に訪れて終止符を打つ。



 ある日、一人の男が気づく。俺だが。

 

 長いか短いかはさておき、辿り着く所が同じなら。

「頑張る必要なくね?」

 結論は彼にとって大きな一言だった。

 

 それは彼だからこその重さが宿った一歩。

 大きな太陽と澄んだ大空を見上げ、朝の光が照らす窓辺で、少年は選んだ。

 

 それは日常の一瞬。ふと気づいてしまったから。


 これは少年が頑張らない日常を歩んでいきたい。

 そんなどうでもいいような物語。


 

 彼色に輝く青春の一ページ。

メモ書き小説02へ続く。

挿絵(By みてみん)

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