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解散と結成
フウカがエリアスに来てから二週間が過ぎようとしていた。
アリシアの町は夏だが今の日本よりは涼しい。
今日も少し湿った夏の風が吹く
ギルドの討伐隊が5000を超える魔物の群の討伐に成功したことで未だにお祭り状態だが一部沈んでいるところもある。
ランクCパーティー戦場の華だ。
私は戦場の華が所有する屋敷のユリの部屋に着ていた
「カクカクシカジカでツバキさんがパーティーを解散して私に冒険者を辞めさせようとするんです」
「すみませんが、その件はあなたが解決するべきです」
「そうですよね・・・」
「それ以外の事なら手伝いますよ」
「ありがとうございます。ところでフウカさん達は結局どうなったんですか?パーティーを結成したという知らせは聞いてませんが」
「パーティー結成してませんから」
「やっぱり旅立つんですか?」
「それはないかな、なんかこう、言いにくくって」
「大丈夫ですよ、ケイトさんなら別に責めたりしません」
「わかってはいるんだけどね、まぁその内言うよ今日はもう帰ります。また何かあったら言ってください」
「あっはい、何かあったら連絡します」
私は戦場の華の屋敷から出た