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ウインド─第一章、改稿作業予定─  作者: 水無月 蒼次
南北東で戦だそうです。
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雪の日の白

作者:「更新遅れてすいませんでしたー。資格試験の勉強でちょっと忙しかったです」

翌朝、私はやはり自室で目を覚ました。

やたらと眩しい窓の外を除くと…真っ白だった。


「…ん?涼さんがやらかした?訳じゃなさそう…あ、じゃあ普通に積もったんだ…さむ…」


私は完全にベットから落ちて床で丸くなってる直径3mちょいの白い毛玉を起こさないようにベットから這い出て少し浮いた状態でコートを羽織る。


「…(うん、一応毛布掛けとこう)」


私はリンにベッドから剥がした毛布を掛けて部屋を後にした、スマホの時計は午前五時を十分ほど回った時間を示していた。


「流石に早いし、誰も起きてないよね?」


談話室、食堂と覗くが人の姿はなかった。


しかし玄関にずんぐりとした白い影があった。


「重雪さん?なんか大きいですけど…どうしたんですかこんな早朝に…(ゴーレムに早朝とかって概念あるのかな?)」


重雪は両の手を駆使して何かを伝えようとしてくれている。


両手を上下に波々、床の方をサワサワ、ドアを指してジャンプジャンプ


しかし、何を伝えたいのかがさっぱりわからない。


『彼は…彼?彼女?ゴーレムに性別の概念があるのかわかんないですが、名前的に彼は何が言いたいんでしょうか?』


『メイ、こう言うのはフィーリングだよ。フウカ、あたしに代わりな?あたしは頭は回らないけどこういうジェスチャーゲームは得意なんだ』


ルミさんに任せて良いものか…

と思ったが結局任せてみることにした。


重雪はジェスチャーを続ける。

両手を前に出してノシノシ足踏みして、何かを持ち上げ振り下ろす。


『わかった、柔道だ!彼はきっと柔道がやりたいんですよ』


メイはいつの間にか出したウルト〇クイズ染みた防止の〇を跳ね上げつつ言う


『柔道ってあんな動きしますっけ?』


私は別な意味で真っ白な精神世界で、遠くの空に映る私(今はルミ)の視界を見て、普段ルミやメイがこうして外の情報を見てるのかと感心している。


「なるほどな」


ルミは頷き、重雪が氷でできた円らな瞳に期待を満ちさせて見てくる。


『何が言いたかったんだろ…』


「ほら、遊んでこい」


ルミはストレートにドアを開けた。


重雪は小走りで外に走り出ると、雪が薄く積もった庭にダイブした。


『あ、ジャンプジャンプってそう言うこと?』


『あーなるほどね、床サワサワは雪が積もったってことか、それで飛び出してって遊びたいと』


『なんか回答で盛り上がってるけど面白いことになってるよ?』


重雪はあまりにも薄くクッション性のない雪の絨毯にダイブした結果、バラバラになって身震いしていた。


「だ、大丈夫か?」


重雪は外れた腕を掲げ、親指を突き立てた。


「大丈夫なのか、ならいっか」


重雪はとっても満足そうだった。


▼△▼△▼△


そのあとはルミとメイと交替しながら、談話室のテーブルを改造していた。


テーブルと板と夜営用の毛布と素材回収用の金網を引っ張って来て、勝手ながら改造していた。


「暖炉の虫はそれはそれで良いけど、やっぱり寒さ対策はコレだよね」


『ケイトだったら裸で暖め合おうとか言いそう…』


『言いそうだなそれ。ソウジだったらたぶんスープ出してくれるぞ?なぁ、ソウジ起こしてこようぜ?体動かせばそんなのに頼らなくても温かくなるしさ』


メイさんは私の体で暖炉の近くで改造を進めている。


「後は熱源だよね。電気ヒーターなんてものはないし…なんかないかな?」


『薪とか?』


『何か熱を発するような物ですか…焼き石じゃテーブルまで燃えそうですし…触ると温かいを通り越して熱そうだし…』


『なぁ、ふと思ったんだけどさ。熱って上に逃げるんだよな?なら穴掘ったらいいんじゃないか?』


『ルミさん、流石に家の床を掘るのはちょっと…』


『いや、魔法あるし掘らなくても設置できると思って、ほら空間魔法で歪めるとか別空間の穴と繋げるとかしてさ?それなら換気も天板に空間の穴を開ければできるし一石二鳥だろ?』


『確かに…減るもんじゃないですし。メイさん、交替しましょう』


「え、もう?」


『熱源は私がなんとかします』


「…んぅ、はぁい…」


そして私は再び自分の体に戻る。


「うーん、どこに火鉢を埋めようか…いや、いっそ地面をマントルまで掘る?水蒸気が吹き出しても迷惑にならない場所は…」


『フウカ、フウカぁ?止めときましょう?』


『そうそう、某夏のウォーズの名ゼリフ「ぅおんせんどぅぇたぁぁーー」ってなっちゃうぞ?炬燵が足湯になるぞー』


「あ、いい場所ありましたね!彼処にしましょう!」


私は行きたい場所を鮮明に思い出し、魔力を練る。


『我、空間を繰る者。我が望みは彼の地への跳躍、我が望みは後髪引く時からの解放、我が望みのままに彼の空と此の空の間に僅かに虫食い穴を開け ゲート』


私の前に藤色の光が収束して、空間を歪め道を開く。


『ねぇ、話聞いてた?ねぇ、止めよ?絶対、怒られるよ?』


『ミゼリアさんか、ケルビンのおっさんか、国王さんか、誰かしらに怒られるだろうな~』


「しー、静かにしてればバレませんよ♪島を吹っ飛ばした事もバレませんでしたし」


『私は知りませんからね!!』


メイさんが喚いているが私の溢れ出る知識欲は誰にも止められないのでした。


そして数分後…


「あちゃー、見事に噴き上げちゃいましたね」


私の目の前には巨大なクレーターとその中心から勢いよく数メートルの高さで吹き上がる溶岩がある。


「失敗です」


『これ、懲りてない顔してるな…』


『あーあ、これ今度こそケルビン出禁ですね』


「うーん自然に起こったって事にして、逃げよっかな♪」


私はゴボゴボ溢れる溶岩に背を向けてゲートを潜った。


『せめて固めて上げたら良かったと私は思いますよ?』


『それは確かに…』


「さてとやっぱり庭に七輪でも埋めましょうか…」


『最初からそうしようよ…』


結局のところ私は庭に穴を掘るでも間欠泉を掘るでもなく七輪を箱に入れて部屋の片隅に安置することにした。


▼△▼△▼△

庭にはいつの間にか雪だるまが何体か立ち並んでおり、中には腕の付いた物まで立っていた。

そして、胃痛で深夜遅くまで踞っていたソウジとレンは未だに姿を見せる気配はなく、私は起きてきたリンと庭に出ていた。


「わぁ、雪だ~」


リンは人型になって庭で雪を触っていた。

しゃがんで大人しく触っているがはしゃいでいるのはじっと雪を見つめる目が楽しげだからすぐわかる


「重雪さんみたいな遊び方しなくていいの?」


「え?重雪さんはいませんよ?」


◆◇◆◇◆◇


ジン:「作者お前っ!手に余るからって殺したのか」


作者:「いやいや、よく見てよ!あの見事な雪だるまを」


◆◇◆◇◆◇


「あれ?朝、雪にダイブして砕けてたんだけど…」


「もしかして溶けちゃったとか…」


バラバラに砕けて小さくなった重雪の各パーツが朝日に耐えられなかったのかもしれない。


『うぅ、私がドアを開けたのが悪いんだ』


『いい雪だるまだったのに』


『ずんぐりしたフォルムが愛らしいマスコットだったのに惜しい人…(人?雪だるま?ゴーレム!ゴーレムね!)ゴーレムを亡くしたわ』


ルミ、メイ、アイーシャは私の脳内で口々に哀悼の言葉を口にする。


「重雪さん…これから冷蔵庫の番を誰がやるって言うんですか…」


しまいにはリンまでいい始めた。


そんな中私はと言うと

(冷蔵庫の番って要るのかな…)

と密かに思っていた。


そんな空気(そんな空気ってどんな空気だろう)を察したのか腕のない雪だるまの脇から手が生えた。

効果音で言えばこんな感じ


「―!」


顔文字で言うとこんな感じ


( ・`д・´)ノ


「生きてましたね」


雪だるまが頷く


「重雪さーん」


リンが抱き付きなんと言うか、なん言うかな空気に重雪は首を傾げている。


「…冷たい」


「まあ、雪だるまだしね」


雪だるま達はそれぞれに頷くのだった。


◆◇◆◇◆◇


ジン:「ふっ増えてるし!!」


作者:「だから言ったじゃないかちゃんと見てって」


ジン:「いや、アレ増える物なのか?」


作者:「そりゃ増えもするでしょ雪だるまだし、詳しくは登場回思い出してよ?」


ジン:「あ…元々群体か」


作者:「でしょ?」


◆◇◆◇◆◇


「重雪さんが増えてる…ケイトさん、怒らないかな?」


「まあ、大丈夫だと思うよ?」


( ・`д( ・`д( ・`д・´)ノд・´)ノд・´)ノ


って感じ(流石に多い…)


『あー、そう言えば雪だるま作るってジェスチャーしてたな』


『え、どの辺雪だるまだったの?』


『ほら両手を前に出して足踏みしてたじゃん、アレ』


『あれぇ!?あれって雪玉を押して転がすって意味だったのか』


重雪達は一斉に立ち上がり、雪だるま作るジェスチャーとジャンプして左手を振り下ろすジェスチャーをする。


「雪だるま作って、なにするんだろ…壊す、わけないし…」


『答え言うのちょっと待って、今度こそ私が答えます』


『あ、私わかったわよ?』


『あれは簡単だよね、私もアレやりたい。フウカ代わって?こっち暖かいよ?代わろうよ!』


『はいはいルミは下がろうね。リンちゃんと鉢合わせすると気まずいわよ?』


「あ、わかりました!ハンドボールですね」


重雪は少し考えた後に首を横に振った


『ハンドボールってボールないじゃん…』


『ハンドボールじゃないってなるとアレしかないわね』


『え、アレ?アレってなに?』


「あ、なるほど。雪合戦ですね」


重雪は頷き跳ねる、雪だるまも跳ねる。


「ユキガッセン?って何ですか?」


リンはどうやら知らないようだ


「雪を投げ合って相手に当てる遊びだよ」


「なるほど…ドッヂボールみたいな感じですね!」


「あ、ドッヂボールは知ってるんだ」


「はい、グレイさんのテキストにドッヂボールは女子は体操着とブルマが映えるスポーツだって書いてありました」


「うん、別に服装に決まりはないからその偏ったページは参考にしちゃダメだよ?」


「ただこの気温でブルマは流石に寒いです」


「雪合戦は普通に防寒具とか着けてやるかな。当たると冷たいから」


「リン、やってみたいです!」


リンが立ち上り、重雪が跳ねる。

凄いやる気だった。


「雪がホームグラウンドの重雪さんにも負けませんよ!ね、お母さん!」


「はい、そうですね(雪だるまと雪合戦して勝てるかな…)」


こうして重雪とリンの遊戯多めの雪合戦が始まろうとしていました

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