死者への思いと自分の考え
戦場の華解散の話も三話目です。
いい加減本編に移りたい今日この頃。
「ユリさん、ちょっと待ってください」
フウカは、走ってユリに追い付いていた。
「ユリさん!ちょっと待ってください!」
「フウカさんですか、今は独りにしてください」
「ユリさん、私に話してください。なんにもしてあげられないかもしれないです。ですが悲しさを分かち合うことは出来ると思うんです。独りで背負い込まずに一緒に歩けばいいそう言ったのは、あなたですよ。それをあなたが出来ないでどうするんですか?重い荷物を一人で持つ努力をするのは確かに大切なことです、ですが一人で持ちきれないなら誰かと持てばいい。人間ってそういう種族ですよね。」
「フウカさんもツバキさんもあの人も皆そう言うんですね。でも三回目は騙されない。あの人は私にそう言ったが全て残して逝ってしまった。ツバキさんは全てを三人に任せて逃げようとした。フウカさんあなたは、どうするんですか?私、分かったんです。自分で背負う覚悟が必要なんだって。それでもツバキさんは辞めさせようとする、ならこっちも覚悟を持ってぶつからないといけないんです。だから私はツバキさんから逃げて、冒険者を続けます。それが四人との思い出を想いを守ることであり、ツバキさんへの抵抗ですから。」
「はぁ、どっちの思いも三人の為か・・・やっぱりあなた達は仲良し子吉の五人組だね」ケイトが追い付いてきた
「どちらのも正しいけどね、これだけは言わせて貰おう。死者と生者を天秤にかけるのは止めなさい。身を滅ぼすわよ。どうせなら自分達の考えでぶつかりなさい。」
「ほら、フウカも帰るわよ、後は二人に任せて」
「はい、ではユリさんまた、何かあったら相談してくださいね」
フウカ達は宿へと戻っていった。
「自分の考え・・・私はどうしたいんだろう・・・」
ユリは夕暮れの空の下で一人立ち尽くすのだった・・・
感想とかレビューとか待ってますヽ( ̄▽ ̄)ノ
それと今まで言っていませんでしたが、この小説、一度紙媒体に落としてから書いてます。そっちの元になってるプロット?が今日150話を突破しました。「なろう」と「紙」の間が110話も開いてる現状をどうにかしないと危機感を覚えています。
以上、後書きでだらだら愚直ってすいませんでした。