パーティーネーム
復帰です
私達はギルドに戻ってきて、アリアの所でパーティー結成の手続きをしていた。
「で、肝心のパーティーネームですが、決まってますか?」
「まだ・・・」
「大丈夫ですよ、このタイミングで決めた方も大勢居ますから」
「どうしようかしら」
「『瞬撃の隼』なんてどうでしょう。お二人の記録を少し拝見させて頂いて、お二人の戦闘傾向や攻撃パターンなどの情報を確認させて頂いて、思いついたパーティーネームですがどうでしょう?」
「私は賛成ですよ」
「まぁフウカがそう言うならいいわよ」
「では、瞬撃の隼で登録しておきます」
「ギルドってそんなことまで記録してたんだ」
「はい、ギルドカードを身に付けている間の行動を記録しています。そして記録を映像として見ることもできます。なぜかフウカさんいのカードは依頼受注時の事しか記録されていませんでしたが・・・」
その通りだろう、普段私はギルドカードをトランクにしまっている。身に付けているのは依頼を受けるときだけだ。
ちなみにケイトは普段ウエストバッグに入っている。
「なんかすいません」
「別にいいですよ」
「登録完了です。細かい説明はこちらの冊子を参照にしてください」
「じゃあ、私達はこれで」
「アリアさん、お先に失礼します」
「お気をつけて」
私達はギルドをあとにする。